ドラクエ作品

【ドラクエ6】デスタムーアを本気で研究しました!【ラスボス】

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タカリ

こんにちは、タカリです。

今回は、「ドラゴンクエストVI 幻の大地」のラスボスを務める「デスタムーア」を本気で研究していきますね。

結論から言うと、「影は薄いけど非常に有能な大魔王」、それがデスタムーア。

彼は、「現実の世界」で自身にとって脅威となり得る施設を滅ぼした後、巨大な魔力で「夢の世界」を具現化し、「夢の世界」を束ねる「ゼニスの城」(ゼニス王)の封印にも成功します。

そして、その封印を直属の部下である通称「四魔王」に守らせているので、実はDQ6物語開始時点でほぼ世界の征服は完了しているんですね。

今回の記事では、そんな影は薄いけど有能な大魔王「デスタムーア」を、漫画版、前口上、かの有名な裏ボス「ダークドレアム」による一方的な蹂躙等、あらゆる角度から本気で研究しているので、最後までお付き合い頂けると幸いです。

タカリ

それではどうぞ♪

生きとし生ける者の王「デスタムーア」

この章では、DQ6のラスボスであり、生きとし生ける者の王(自称)「デスタムーア」を詳しくご紹介しますね。

結論を言ってしまえば、「影は薄いけど非常に有能な大魔王」、それがデスタムーア。

彼は世界征服を企てた際にまず、自身にとって脅威となり得る「ダーマ神殿」「メダル王の城」「カルベローナ」を、「現実の世界」(下の世界)で滅ぼします。

しかし、それらの施設が人々の夢の中では、まだ消えずに存在していることに気づき、巨大な魔力で「夢の世界」(上の世界)を実体化。

「現実の世界」で滅ぼした3つの施設に加えて、「夢の世界」を束ねる「ゼニスの城」(ゼニス王)の封印にも成功。

そして、その封印を直属の部下である4人の魔王「ムドー」「ジャミラス」「グラコス」「デュラン」に守らせていて、実はDQ6物語開始時点で、ほぼ世界の征服は完了しているんですね。

「ダーマ神殿」→「ムドー」

ジャミラスについては、「【ドラクエ6】演説王「ジャミラス」を本気で研究しました。」の記事にて、本気で書いています。

「カルベローナ」→「グラコス」

カルベローナについては、「【ドラクエ6】魔法都市カルベローナを本気で研究しました。」の記事にて、詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

因みに、この魔王たちの通称は「四魔王」。

デスタムーアは、よく影が薄いと揶揄され、かの有名な裏ボス「ダークドレアム」によるフルボッコ事件をひたすらネタにされ続けています。

でも、表向きはムドーに征服をさせつつ自らは「夢の世界」と「現実の世界」の間に「はざまの世界」という、第3の世界を創造して着々と世界征服を進めていった、非常に有能な大魔王なんですね。

本来、「夢の世界」は実体として存在せず、「現実の世界」と互いに行き来することはできません。

主人公たちが2つの世界を股にかけて冒険できるのは、皮肉にも「夢の世界」を実体化させたデスタムーアのお陰。

そして、何より「夢の世界」の「カルベローナ」を封印したことで、DQの女性キャラの中でも絶大な人気を誇る「バーバラ」に主人公(=プレイヤー)は出会えるので、DQファンから感謝されるほどです。(カルベローナには悪いですが)

なぜ、デスタムーアがカルベローナを封印したから、主人公がバーバラと出会えたの?と疑問に思った方は、「【ドラクエ6】バーバラを本気で研究しました。」の記事を読めば、全て解決。

余談になりますが、DQ6(SFC版)のパッケージに、デスタムーア第1形態がサラッと載っていますよね。(ここでも影が薄い)

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(漫画版)「想像すら絶する孤独と絶望」

DQ6を基にして描かれた(漫画)「ドラゴンクエスト 幻の大地」でも、もちろん「デスタムーア」はラスボスを努めています。

「はざまの世界」を創ったのはデスタムーアではなく、『無』の状態であった「はざまの世界」に唯一生まれ落ちた生命体という、ゲーム本編とは逆の設定が与えられました。

自身の心臓の鼓動しか聞こえず、想像すら絶する孤独と絶望は、語り合える存在「スライム」を産み落とし、それをきっかけにデスタムーアは語り合う仲間たち、つまり魔物を次々に生み出していったんですね。

でも、魔物は「夢」を見ることができません。

夢は絶望から心を救う力があり、孤独と絶望に怯える出たデスタムーアは、夢の象徴である「ボッツ」(主人公)を取り込むことで、「漆黒の夢」を見ることができる「究極生物」へと進化しようと目論みます。

世界の命運をかけた最後の戦いが、今はじまる…。

タカリ

デスムーアとの死闘は、ぜひ漫画で見届けてください

この漫画はDQ6発売後の1997年~2001年まで「月刊少年ガンガン」にて連載され、作画は「神崎まさおみさん」、単行本第3巻からは知る人ぞ知る「CDシアター ドラゴンクエスト」の脚本・監督を務めた「とまとあきさん」

そして、監修はドラクエの生みの親である「堀井雄二さん」と、超豪華メンバーが結集して作られた漫画です。

2023年5月~6月頃まで、DQ6のスマホ版をプレイしてXでポストしていた頃、久し振りに読みたくなったので全巻購入して夢中で一気に読破してしまいました。

↓その頃のポストをご紹介。

タカリ

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漫画「ドラゴンクエスト 幻の大地」は、基本的にはゲーム本編のストーリーに沿っていますが、後味の悪いエピソードも救われた終わりになっているなど、オリジナル要素も多く全10巻と読みやすいので、まだ未読の方はぜひご覧になってください。

タカリ

因みに私は電子版を全巻買いました。

DQ6本編では殆ど描かれなかった、主人公×バーバラの恋愛要素が強調されているのもよかったです。

おそらくですが、この辺りはDS・スマホで発売されたDQ6リメイク版に逆輸入されていて、バーバラが主人公を想うような描写も幾つか追加されました。

みんなのアイドル、ハッサンはミレーユといい感じになってます。

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『生きとし生ける者どもの 王たる存在だと いうことをなっ!』

この章では、「デスタムーア」前口上を研究していきます。

前口上とは「実演・実技などの始まる前に述べる口上。また、本題に入る前に述べる言葉。」

要は前置きの言葉ですね。

例えば、TVアニメ「ONE PIECE」の前口上は有名だと思います。

富!名声!力!

この世の全てを手に入れた男 、『海賊王』ゴールド・ロジャー

彼の死に際に放った一言は人々を海へ駆り立てた―

『おれの財宝か?欲しけりゃくれてやる、探せ!この世の全てをそこに置いてきた!』

男達は”偉大なる航路(グランドライン)”を目指し夢を追い続ける

世はまさに大海賊時代!

タカリ

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それでは、デスタムーアの前口上を全文ご紹介しますね。

*「フォッ フォッ フォッ。
  だまって あそばせておれば
  いい気に なりおって…。
*「そろそろ わしのほうから
  お前たちを つぶしにいこうかと
  思っておったところじゃ。

*「それを お前たちのほうから
  のこのこ やってくるとは

  どこまでも おめでたいヤツらよ。
*「もはや 名のるまで
ないだろう。
  
わしが 全世界の主となる存在
  
デスタムーアさまじゃ!
ムーア「さあ こい! 虫けらども!
ムーア「お前たちが どれほど非力で
   不完全なものなのかを イヤ
   というほど 思い知らせてやろうぞ!
ムーア「このデスタムーアこそが
   生きとし生ける者どもの
   王たる存在だと いうことをなっ!

↑はSFC版ですが、「もはや 名のるまで ないだろう。」の言い回しに違和感を覚えませんか?

文脈から意味を推し量ることは容易ですし、破綻している訳ではないですが、やはり不自然な言い回しなのは否めません。

リメイク版では「もはや 名のるまで ないだろう。」と、しれっと修正されたので普通にミスだった可能性が高いです。

結びの「このデスタムーアこそが 生きとし生ける者どもの 王たる存在だと いうことをなっ!」「っ」、つまり促音に注目してみてください。

この「っ」の凄さに気づきましたか?

「ありがとう」に促音を入れると「ありがとうっ」になります。

「ごめんね」なら「ごめんねっ」

どうですか、かなり柔らかい雰囲気を纏いますよね。

意中の人から、又はそうでなくても、こんな文体がラインで送られたきたら、「え、ちょっと待って、好き…」となること必至だと思いますが、緊迫した最終決戦前のセリフに促音を使うと、大概雰囲気が壊れるので普通は怖くて入れることはできません。

しかし、そこはドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二さんの“堀井節”が炸裂し、あえて「っ」を入れることで、張り詰めた緊張に緩和を宿らせると同時に、デスタムーアのキャラを立たせることにも成功しています。

流石、有智高才を体現する堀井雄二さんだと、改めて強く実感できる前口上だと思いました。

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デスタムーアVSダークドレアム(一方的な蹂躙)

この章では、かの有名な隠しイベント「デスタムーアVSダークドレアム」をご紹介します。

このイベントは、DQ6の裏ボスである「ダークドレアム」を、20ターン以内に倒すと発生するイベントのことを指します。

その内容は、ダークドレアムが主人公たちに代わってラスボス「デスタムーア」を倒してくれるという、自然の摂理を破壊する無茶苦茶なモノ。

便宜上「デスタムーアVSダークドレアム」と表記されることが多いですが、「VS」(対決)でもなんでもなく、ダークドレアムによる一方的な蹂躙がプレイヤーの眼前にて繰り広げられるので、非常にインパクトがあるイベントなんですよね。

ダークドレアムについては、「【ドラクエ】ダークドレアムを本気で研究しました。」の記事にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

第1形態のおじいちゃん「デスタムーア」は「はげしく燃えさかる炎」「いてつく冷気」「イオナズン」に加え、なぜか主人公たちには使わない「かがやくいき」を放ちます。

対する「ダークドレアム」はこれらの攻撃を「ミス! ダークドレアムは まったく ダメージを うけないっ!」と余裕で一蹴。

文言に注目してみてください。

ドラクエは攻撃を回避した場合「みをかわした!」と表示されるので、ダークドレアムはデスタムーアの攻撃をあえて受けた上でのノーダメージなんです。

主人公たちと戦った際のダークドレアムは、どんな弱い攻撃だろうと普通にダメージを受けていたので、手を抜いていた説が浮上しました。

さらに「いてつく冷気」を受け止めて投げ返したり、

「イオナズン」を鼻で笑い、ブレス系攻撃の頂点である「かがやくいき」で涼んでおられます。

そして「ベギラゴン」のような通常攻撃を放ち、9999ダメージのもとデスタムーアは消し炭に。(ファイナルファンタジーかな?)

おじいちゃんデスタムーアのHPは2000なので、完全にオーバーキル。

因みにですが、DQシリーズにおける「9999ダメージ」は「テンション」が実装されたDQ8以降でも滅多にみれず、比較的4桁ダメージが容易に出せるDQ11ですら厳しい数値なんです。

「デスタムーア」「お おのれ…こざかしい ヤツめっ!」と逆三角体型の魔人と化し、第2ラウンド開始。(促音の「っ」が可愛い)

「肩を怒らせ突進」をして、立て続けに「ルカナン」を唱えますが当然「ダークドレアム」には全く効かず、

「しゃくねつ」を吐くも「おいかぜ」で跳ね返される無情。

これの何がひどいかって、事前に発動させないと意味がない「おいかぜ」を後出しジャンケンで成功させ、更には「しゃくねつ」本来のダメージ160前後を約4.7倍も超えた753ダメージを叩き出しているところ。

まさに理不尽の極み。

そして、デスタムーアは「か かくなるうえは…」と「スカラ」×2、「バイキルト」で自身を超強化し突進を仕掛けますが、

ダークドレアムの全身から放つ「すさまじいオーラ」によって「うぎゃあっ!」と愛愛しい悲鳴をあげて又も惨敗。

タカリ

この「スカラ」×2、「バイキルト」の超強化は、武装色の覇気っぽくて好きなシーンです。

「デスタムーア」「はあ はあ…。 もう ゆるさぬぞ…。ついに わしを おこらせたな…。」と最終形態に変身。

もはや、「肉体の戦い」だけではなく「心を抓む闘い」でも、勝の敗は決しているのは事理明白 。

それでも生きとし生ける者の王を自称し、本作ラストボスの意地を見せ、最終形態に変身するや否や「ひだりて」で掴みかかり「ダークドレアム」を締めつけますが、あっさりと振りほどかれ「ひだりて」を粉砕されます。

「うげっ!」

そして、「破壊と殺戮の神」「おあそび」にも飽きたようで、

「イオナズン」「マヒャド」「ギガデイン」「ビッグバン」「マダンテ」「ジゴスパーク」と、「現実の世界」「夢の世界」「はざまの世界」全てが跡形無く消滅しそうな連続攻撃によって、デスタムーアは派手に逝きました。

タカリ

主人公たちも塵になってそう。

当時、この裏ボスがラスボスを一方的に蹂躙するという、前代未聞の光景を目の当たりにしたプレイヤーの受けた衝撃は計り知れないものでした。

実はこのイベントは「想定ターン以内に倒せたらエスタークが仲間になる」という、全国に閃光の如く拡散されたデマから誕生した、一種のギャグと堀井雄二さんは仰っています。

つまり、デスタムーアはそのギャグの贄になってしまった悲しき大魔王なんですね。

タカリ

ある意味、ドラクエ6における最大の被害者なのかもしれません。

地獄の帝王「エスターク」については「【ドラクエ】地獄の帝王エスタークを本気で研究しました。」の記事にて、本気で研究しているのでぜひご覧ください。

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まとめ

最後に、生きとし生ける者の王(自称)「デスタムーア」についてまとめて終わります。

  • 「デスタムーア」とは、DQ6のラスボス務める、生きとし生ける者の王(自称)
  • 影は薄いが、DQ6物語開始時点で、ほぼ世界の征服は完了している非常に有能な大魔王
  • 主人公たちが、「夢の世界」と「現実の世界」を互いに行き来できるのは、皮肉にも「夢の世界」を具現化させたデスタムーアのお陰
  • 「夢の世界」と「現実の世界」の間に、「はざまの世界」という第3の世界を創造した
  • 漫画版のデスタムーアは、「はざまの世界」の創造者ではなく、『無』の状態であった「はざまの世界」に唯一生まれた生命体という、ゲーム本編とは逆の設定
  • デスタムーアの前口上の一部分は、リメイク版で修正されている
  • かの有名な隠しイベント「デスタムーアVSダークドレアム」は、「VS」(対決)でもなんでもなく、「ダークドレアム」による一方的な蹂躙

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タカリ

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