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【ドラクエ】エグすぎる裏ボス3選【Part1】

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タカリ

こんにちは、タカリです。

今回は『ドラゴンクエストシリーズ』(以下、DQシリーズ)に登場する「エグすぎる裏ボス」たちを、本気で研究していきます。

「裏ボス」というのは、通常の進行では出現しない、または倒す必要がない「隠し要素」として設定された、ボスキャラクターのことを指します。

彼らはストーリー上のラスボスとは一線を画す強敵であり、プレイヤーの育成や戦術が問われる最終試練とも言える存在であり、まるで“開発者からの挑戦状”のような存在なんですね。

タカリ

本記事では、数ある裏ボスの中から、個人的に特に印象に残っている3体をピックアップし、それぞれの強さや設定、登場の意図などを研究していきます。

ぜひ、最後までお楽しみくださいね♪

この章では、「エスターク」をご紹介しますね。

結論から言うと、エスタークとは『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(以下、DQ4)で初登場したボスモンスター。

両手に巨大な剣を一振りずつ持っていて、「地獄の帝王」の異名を持つ巨大な魔人です。

DQ4のストーリー終盤に訪れる「天空城」にある書物から、エスタークの略歴を知ることができるのですが、その内容をざっくりまとめてみますね。

遥か昔、魔族の王エスタークは「進化の秘法」を生み出し、その力で自らを神をも超える究極の存在へと進化させた。

しかし、彼の力を危険と判断した竜の神「マスタードラゴン」と「天空人」たちは、長い戦いの末にエスタークを打ち倒し、居城「エスターク神殿」とともに、「アッテムト」の地中深くへ封印した。

要するにエスタークは、Googleのサジェストがひどすぎる「マスタードラゴン」に敗れて封印されたんです。

神をも超える究極の存在へと進化したエスタークが敗れた理由は、自ら生み出した「進化の秘法」が不完全だったためです。

この点については、別記事「【ドラクエ】『進化の秘法』を本気で研究しました!」で詳しく解説しているので、ぜひそちらもご覧ください。

DQ4で鮮烈なデビューを飾った地獄の帝王「エスターク」ですが、続編である『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』(以下、DQ5)では、DQシリーズ初の裏ボスとして登場します。

DQ4では青色だったのに、DQ5では茶色にマイナーチェンジされていますね。

実はこの茶色エスターク、DQ4のラスボス「デスピサロ」の第1形態と同じ色なんです。

なぜ、エスタークの色が青から茶色に変わったのかについては、別記事「【ドラクエ】地獄の帝王エスタークを本気で研究しました。」で詳しく考察しています。

気になった方は、ぜひそちらも読んでみてくださいね。

DQ5のエスタークとは、隠しダンジョン「謎の洞窟」の最深部で戦うことになります。

果てしなくスヤスヤ眠っていたみたいで、何の記憶もなく、自分が正義か悪かもわかない状態。

ですが、DQ5のボスにおける唯一の完全2回行動、「かがやくいき」「しゃくねつ」「イオナズン」「メラゾーマ」といった、最強の攻撃手段欲張りパックな行動パータン。

その強さはラスボスである「ミルドラース」をはるかに上回っており、世界を救った勢いでエスタークに挑んだプレイヤーたちは、あっけなく木っ端みじんにされ、しかばねの一片すら残りませんでした。

そして、DQ5のエスタークを語る上で欠かすことができないのは、やはり何と言っても「◯ターン以内に倒すとエスタークが仲間になる」というデマの拡散ですよね。

全国的に広まったデマなので、当時プレイした人のほとんどは一度は耳にし、そしてデマと知って落胆した経験がある人も少なくないはずです。

特にすごいのは、DQ5の発売が1992年(平成4年)という、まだインターネットが普及していなかった時代だったにもかかわらず、その噂が瞬く間に全国へ広がっていったこと。

参考までに、以下のグラフは総務省「通信利用動向調査」による1997年〜2021年の個人のインターネット利用率の推移を示したものです。

最も古い1997年時点の利用率はわずか9.2%で、80%を超えている令和の現代と比べると、その低さは一目瞭然。

出典:総務省「通信利用動向調査」

もちろん、1992年当時のインターネット利用率は、さらに低かったでしょうね。

そんな時代にもかかわらず、「エスタークが仲間になる」というデマが、ネットの力をほとんど借りずに全国へと瞬く間に広まったことからも、『ドラゴンクエスト』の持つ影響力の大きさを改めて実感させられます。

なお、「◯ターン以内に倒すとエスタークが仲間になる」の“◯”の部分は、地域によって多少異なっていたようですが、「10ターン以内」が最もよく耳にするパターンではないでしょうか。

タカリ

私が通っていた学校でも10ターン以内でした。

みなさんのまわりでは、何ターン以内と言われていましたか?

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エグすぎる裏ボス2:「しんりゅう」

この章では、「しんりゅう」をご紹介します。

しんりゅうとは、神リメイクと名高いSFC版の『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(以下、DQ3)に初登場した裏ボスで、一定ターン数以内に倒すと、以下の願い事を叶えてくれます。

願い事効果
あたらしい すごろくが したいジパングの井戸の中に新たなすごろく場が出現する
ちちオルテガを いきかえしたいオルテガが生き返り、アリアハンの自宅に帰ってくる
エッチな ほんが よみたいエッチなほんが手に入る
めずらしい メダルが ほしいモンスターメダルが手に入る
空欄レイアムランドのほこらに氷の洞窟への旅の扉が出現する

願い事が叶えられる規定ターンは、1回目35ターン以内、2回目25ターン以内、3回目以降は15ターン以内。

タカリ

明らかに不自然な言い回しの「ちちオルテガを いきかえしたい」は、原文ママ。

本来なら「いきかえらせたい」「よみがえらせたい」という表現の方が自然ですが、一行に収める必要があったため、このような形になったんです。

とはいえ、大事なのは”伝わること”なので、意味が伝わればOKですよね。

ちなみに、2024年11月24日に発売されたHD-2D版では、この表現は修正されてしまいました。

個人的には、当時のままの表現をあえて残してほしかったので、少し残念でしたね♪

しんりゅうは、HP7,300、攻撃力400、守備力350、素早さ255、さらにMPは無限と、まさに桁違いの強さです。

「しゃくねつのほのお」や「こごえるふぶき」などの強力なブレス攻撃に加えて「のしかかる」「かみくだく」、「イオナズン」まで使いこなし、「にらみつける」の強制催眠も非常に厄介。

ですが、意外にも「自動回復」を持っていないので、単に倒すだけなら「フバーハ」と「スクルト」で守りを固め、あとは地道に攻撃を続ければ、時間はかかるものの、十分に勝てる相手だと思います。

ただし、前述の通り、願い事には規定ターンがあり、すべての願いを叶えてもらうためには、最終的に「15ターン以内」での撃破が求められ、守りだけではなく、攻めや戦術面の工夫も必要なんですね。

余談になりますが、叶えてくれる願い事のひとつに「エッチな ほんが よみたい」という、様子がおかしいものもあります。

しんりゅうの元ネタは、おそらく鳥山明先生の漫画『ドラゴンボール』に登場する神龍なので、「ギャルのパンティが欲しい」というウーロンの願いのパロディでしょうね。

タカリ

これが作中で神龍が初めて叶えた記念すべき願いだというのも、なんだかおもしろいですよね。

それにしても、一体誰のパンツなんでしょうか。

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エグすぎる裏ボス3:「ダークドレアム」

この章では、「ダークドレアム」をご紹介しますね。

「ダークドレアム」とは、『ドラゴンクエストVI 幻の大地』(以下、DQ6)に初登場した裏ボスです。

おそらく、名前の由来は「Dark Dream」(直訳で暗黒の夢)の「Dream」をローマ字読みして「ダークドレアム」

自らを「破壊と殺戮の神」と名乗るだけあり、その強さは圧倒的です。

DQ6に登場する全モンスターの中でもNo.1の攻撃力(デスタムーア第2形態と並ぶ410)から繰り出される強烈な物理攻撃に加え、「しゃくねつ」「かがやくいき」「グランドクロス」といった強力な全体攻撃、さらには勇者の魔法「ギガデイン」まで使いこなし、多くのプレイヤーがなす術もなく、煉獄の深淵へと叩き落とされました。

ダークドレアムは、ストーリー中盤に「過去」の「グレイス城」にて、その姿を現します。

この時点ではまだダークドレアムという名前は一切出てこず、名前が判明するのは主人公たちと対峙した時。

本作のラスボス「デスタムーア」に対抗するため、「グレイス王」は悪魔召喚の儀式を行い、ダークドレアムを召喚しましたが、王の力量が足りなかったため「わたしは だれの命令も うけぬ」と煉獄の業火で一蹴され、さらにはグレイス城も瞬く間に滅ぼされてしまいました。

なお、グレイス王が唱えた悪魔召喚の呪文があまりにもふざけた内容だったことも、ダークドレアムをブチギレさせた要因のひとつと考えられます。

グレイス王「マハ トラーナ ソテミシア レキダントラン ヒガンテ パラシコロヒーア!

実は、このグレイス城のエピソードはDO6、いや、DQシリーズ全体の中でも、屈指のホラーだということをご存知でしょうか?

意味がわかると怖すぎる“無限地獄”の真相については、別記事「【ドラクエ】ダークドレアムを本気で研究しました。」で詳しく解説しています。

興味がある方は、心の準備をしたうえでご覧ください。

ダークドレアムと言えば、「デスタムーアVSダークドレアム」の一方的な蹂躙劇ですよね。

DQ6の裏ボスである「ダークドレアム」を20ターン以内に倒すと発生。

このイベントでは、なんとダークドレアムが主人公たちに代わって、本作のラスボス「デスタムーア」を倒してくれます。

とはいえ、それはもはや「VS」と呼ぶのもおこがましいほどの、一方的な蹂躙。

その衝撃的な展開がプレイヤーたちの眼前で繰り広げられたことで、今なお語り継がれるほど印象的なイベントのひとつになっているんですね。

実はこのイベントは、エグすぎる裏ボス1:「エスターク」でもご紹介した「規定ターン以内に倒せばエスタークが仲間になる」という、当時広まったデマが元ネタ。

ドラクエの生みの親・堀井雄二さんによると、このウワサを逆手に取った、一種の“ギャグイベント”として誕生したそうです。

タカリ

ある意味では、ドラクエ6で一番の被害者は、ラスボスのデスタムーアなのかもしれませんね。

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まとめ

最後に、DQシリーズに登場する「エグすぎる裏ボス」たちについて、まとめて締めくくりますね。

「エスターク」

  • 「エスターク」は、DQ4で初登場したボスモンスター
  • DQ5では、DQシリーズ初の裏ボスとして登場する
  • スヤスヤとたくさん眠ったみたいで、記憶がなく、自分が正義か悪かもわからない状態
  • DQ5のボスモンスターでは、唯一の完全2回行動で、「かがやくいき」「しゃくねつ」など強力な攻撃を連発してくる
  • その強さは、影が薄いことで逆に有名になったDQ5のラスボス「ミルドラース」をはるかに凌駕している
  • 「◯ターン以内に倒すとエスタークが仲間になる」というデマが全国的に拡散された
「しんりゅう」

  • 「しんりゅう」は、神リメイクであるSFC版のDQ3に初登場した裏ボス
  • 一定ターン数以内に倒すと、願い事を叶えてくれる
  • ステータスも高く、「しゃくねつのほのお」や「こごえるふぶき」などの攻撃に加えて「イオナズン」まで使いこなし、「にらみつける」の強制催眠も非常に厄介な強敵
  • 「しんりゅう」の元ネタは、『ドラゴンボール』に登場する神龍だと思われる
「ダークドレアム」

  • 「ダークドレアム」は、DQ6に初登場した裏ボス
  • 名前の由来は「Dark Dream」(直訳で暗黒の夢)の「Dream」をローマ字読みして「ダークドレアム」だと思われる
  • DQ6に登場する全モンスターの中でもトップの攻撃力(410)を誇り、さらに「しゃくねつ」、「かがやくいき」、「ギガデイン」といった強力で凶悪な攻撃を繰り出す
  • 自称「破壊と殺戮の神」で、ストーリー中盤に「過去」の「グレイス城」にて、その姿を現す
  • 「ダークドレアム」と言えば、「デスタムーアVSダークドレアム」の一方的な蹂躙劇
  • ドラクエの生みの親・堀井雄二さん曰く、「想定ターン以内に倒せたらエスタークが仲間になる」という、ウワサを逆手に取った、一種の“ギャグイベント”として誕生した
タカリ

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