ドラクエ作品

【ドラクエ5】レヌール城を本気で研究しました。

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

タカリ

こんにちは、タカリです。

今回は、ドラクエ5の幼年時代に登場するダンジョン「レヌール城」を本気で研究していきます。

幼馴染みビアンカとのドキドキのお化け退治ということで、印象に強く残っているプレイヤーも多いと思います。

なぜ城は廃墟になったのか、踊る幽霊たちの正体、おやぶんゴーストの正体etc…レヌール城の謎を幼馴染みビアンカとの想い出と共に、つぶさに研究していきますね。

タカリ

この記事を読めば、あなたはまるでレヌール城博士♪

レヌール城とは?

レヌール城とは主人公とビアンカが、アルカパの少年たちにいじめられているベビーパンサーを救う条件としてお化け退治に向かう、アルカパの北に存在する城兼ダンジョンですね。

なぜ「兼」なのかというと、実はレヌール城はプログラム上では城設定になっているからです。

故に、リレミトは無効でルーラは普通に使えます。

でも、幼年時代のこのタイミングでルーラは習得できないですし、主人公はレベル14でリレミトを習得できますが、レヌール城は到達レベル5~7程とほぼ覚えていないので、ここでルーラやリレミトを使ったことがないプレイヤーも多いと思います。

ルーラが使えるということは、当然キメラのつばさも使えるので、もし探索中に危ないと感じたらキメラのつばさを使って脱出しましょう。

タカリ

私はいつも主人公の「ブーメラン」と、ビアンカの「いばらのムチ」を購入してレヌール城に行きます。

ホラーの王道が詰め込まれている城

レヌール城のトビラは外から開かないので、横の梯子から一旦最上階まで登って攻略していくことになります。

城内では、鳴り響く雷、出口の閉鎖、仲間の誘拐、墓地、真っ暗な通路、幽霊たちのダンスパーティーなどのホラーの王道演出が、これでもかと詰め込まれているので下手なホラーゲームより怖いです。

DQ5(SFC版)の開発元は「弟切草」、「かまいたちの夜」などの本格ホラーゲーム制作実績があるチュンソフト(現在は合併によりスパイク・チュンソフト)なので、納得の一言ですよね。

因みにPS2リメイク版の開発元は「株式会社マトリックス」と「株式会社アルテピアッツァ」で、DS、スマホ版は「株式会社アルテピアッツァ」。

アルテピアッツァは、エニックスでPCゲームを手掛けていた眞島真太郎さんと、堀井雄二さんの当時の秘書だった杉村幸子さんにより、1989年に設立された株式会社です。

実はSFC版DQ3からグラフィック面などで関わっていましたが、クレジットには表記されていなくて、DQ7、PS4版DQ4頃から表記されるようになってきました。

こんな感じに多くの外注先がいて完成に至ってるんですよね。

タカリ

子どもの頃は全てエニックスが作ってると思ってました。

リメイク版では城内の仕掛けと構造がかなり変わっていて、SFC版感覚て挑むと迷うところもありますが基本的に上記の演出は継承されています。

秀逸なホラー演出によって大変に恐ろしい城なのですが、多くのプレイヤーにトラウマを植え付けたのはやはり「♪デロデロデロデロデロデロデロデロ デンデロン」という擬音で表現されるME(ミュージックエフェクト)「呪いのモチーフ」と共に、ガイコツたちに連れ去られるビアンカ、そして暗転した画面に表示される彼女の悲鳴でしょうか。

この呪いのモチーフはFC版DQ1から既に存在していて、呪いの装備品を装備してしまった時のMEとして作曲されました。

ゲームのデータが消えてしまった時に「おきのどくですが ぼうけんのしょ○は きえてしまいました」の暗転画面と共に流れるのがあまりにも有名すぎるので、ドラクエの呪いのモチーフといえばこちらが浮かぶ人も多いと思います。

FCやSFC、所謂カセットでプレイしたことがない人にはピンとこないかもしれませんが、ゲームのデータが消えることは全く珍しくありませんでした。

学校から帰り、さあーやるぞー!とスイッチオンしたら真っ黒な画面にいきなり「おきのどくですが ぼうけんのしょ○は きえてしまいました」のメッセージが「♪デロデロデロデロデロデロデロデロ デンデロン」のMEと共に流れ、今までの苦労が全てパーというとんでもない理不尽を多くのプレイヤーが味わってきました。

そう考えると、今ってデータが消えるなんてほぼほぼ無いですよね、本当に良い時代だなと心から思います。

こいう文脈の話しを始めると、

『自分達は理不尽や苦労を味わい成長してきた!苦労はお金を払ってでも経験すべき!!』

と、言ってくる人が結構おられますが、どう考えても不必要な理不尽や苦労は避けるべきだし、私はむしろお金を払って避けれるなら喜んで払い、必要な苦労を経ていくほうが幾万も建設的だと思っているので、そういう意見はフル無視しています(笑)

なので、今からDQ5をプレイするならセーブデータがほぼ消えない、リメイク版を強くオススメします。

タカリ

最終的に話が大きくそれました。

なぜ廃墟になっているの?

末代城主はエリック、王妃ソフィアという設定はそのままですが、レヌール城が廃墟になっている理由は、オリジナルのSFC版とリメイク版で大きく変更されています。

  • SFC版・エリックとソフィアは、遥か昔に子どもを授からず跡取りができないまま没後、人の住まない城になった
  • リメイク版・光の教団が勇者の芽を摘みにきたが、そもそも子どもが居なかったので腹いせに滅ぼされた

と、リメイク版ではなかなか悲惨な最後に変更されています。

光の教団とはDQ5に登場する宗教団体で、主人公の不幸の元凶といっても過言ではない存在ですね。

ゴールドオーブが天空城から国王夫妻の墓に落ちる描写から、天空城が落下する前(幼年時代の少なくとも数十年前)には、2人が亡くなったことが分かりますが、そんな昔からこの教団は活動していたんですね。(そもそも歴代王&王妃の墓かもしれませんが)

タカリ

おやぶんゴースト討伐後に、タイミング良くゴールドオーブが落ちてきたと勘違いしてました。

余談ですが、エリックという名前はDQ3でオリビアと恋仲の男性の名前でもあります。

オリビアの岬であいのおもいでを使うイベントは印象的なので、覚えている人も多いのでは?

昔読み漁っていたDQの4コマ漫画でも、比較的多くネタにされていました。

DQ3とDQ5のエリックはどちらも既に死亡、パートナーが居る、そして幽霊で登場する共通点がありますね。

更に余談ですが、王妃ソフィアのソフィアという名前は、DQ4(リメイク版)女勇者のデフォルトネームとして設定されています。

バトルロードシリーズ以降の外伝作品で、DQ4の女勇者が登場する際には「勇者ソフィア」として登場するので公式ネームとして定着しています、男勇者はソロですね。

踊る幽霊たちと、おやぶんゴーストの正体

城内には無理やり踊らされている幽霊、王を守れなかったことを悔やんでいる兵士長の魂などが居ます。

SFC版では十中八九無理やりに踊らされている、かつての住民たちだとは推察できましたが、その10%~20%を埋めれませんでした。

しかし、リメイク版では「わっはっは!踊れ 踊れ~!」と踊る住民たちの周りでピアノを伴奏する幽霊たち、踊る住民たちにも話しかけられるようになり「ああ~あたしの足が止まらない~」、「うわぁぁ!だれか止めてくれー!」等の台詞が追加され、前述の光の教団による虐殺事件により、殺された元住民だということが確定しました。

椅子に座っているおばあさんの幽霊からは、リメイク版で追加された名産品のヒントが貰えたり、SFC版では終盤にならないと出てこなかった「ミルドラース」の名前が学者の幽霊から早々に聞けるようになりました。

ミルドラースは魔界の総本山「エビルマウンテン」に居を構える、自称王の中の王を名乗っている本作のラスボスさんですが、歴代ラスボスの中でも圧倒的に低い認知度で逆に有名になっている少し可哀想なボスです。

ミルドラースについては、「【ドラクエ5】ミルドラースを本気で研究しました!【ラスボス】」の記事にて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

レヌール城の最後に戦うことになるのは、おやぶんゴーストですが、城を滅ぼしたのはこいつだと勘違いしているプレイヤーは割と多い印象。

結論、おやぶんゴーストは、廃墟になっていた城に住み着き、低級な魔物たちを従えて国王夫妻の墓に幼稚ないたずらをしたり、元住民たちを無理やり躍らせたりしていたところを、6歳と8歳の子どもにフルボッコにされ命乞いをしてくる小物です。

もっとも、その子ども達はのちの一国の王にして伝説の勇者の父親と、天空の勇者の子孫なのですが。

ドラクエシリーズでは恒例のどこか憎めない悪役ですが、こういうキャラ作りに関して堀井雄二さんの右に出る者はいませんね。

因みに、DQ5のボス曲「不死身の敵に挑む」が使われた最初のボス。

すぎやまこういち先生が昔書いた「オーディオ交響曲一番」の第四楽章を原型としていると言われていて、聴く者の緊張感を煽ると同時に勇気を奮い起こさんとする名曲中の名曲。

特にPS2版はSFC版の16ビットから、日本最高峰のオーケストラ「NHK交響楽団」によるフルオーケストラに変わっているので必聴です。

タカリ

DQ5のボス戦で特徴的な攻撃時のピシッ!というエフェクトが大好きなんですが、DS版やスマホ版ではカットされていたので非常に残念でした。

PS2版ではしっかりと在るのに何故。。

レヌール城のその後・・

幼年時代に攻略後はストーリ的にここに来る必要はないので、そのままクリアした人も多いと思います。

実は青年時代前半と後半にちょっとしたイベントがあるので解説していきます。

青年時代前半に訪れると身分違いの恋が叶わず、心中しようと逃げてきた男女のカップルが住み着いています。

SFC版ではここで彼らの話しは完結するので、青年時代後半でも変わらずに住んでいますが、リメイク版ではいなくっていて、エリック王とソフィア王妃から光の教団を頼る為に旅立ったと情報が聞けます。(エリックとソフィアはSFC版の幼年時代以降、一切現れないのでここもリメイク版の変更点)

雲がかかるほど高い山、「セントベレス山」の山頂に存在する光の教団の総本山「大神殿」に居ると思いましたが、それらしいカップルは見つかりませんでした。

彼らの旅路はとても気になるので、外伝作品などでちらっと出てくれたりしたら嬉しいですね。

まとめ

最後に「レヌール城」をまとめて終わります。

  • レヌール城とは、主人公とビアンカがいじめられているベビーパンサーを助けるために、お化け退治に向かう城
  • 城が廃墟になっている理由は、SFC版とリメイク版で大きく変更されている
  • 城内で踊らされている幽霊、魂たちの正体はリメイク版の台詞追加で、レヌール城の元住民たちと判明
  • ボスのおやぶんゴーストは廃墟になっていた城に住み着き、低級な魔物たちを従えて国王夫妻の墓に幼稚ないたずらをしたり、元住民たちを無理やり躍らせたりしていたところを、6歳と8歳の子どもにフルボッコにされ命乞いをしてくる小物
  • 青年時代にもちょっとしたイベントがあり、SFC版では青年時代前半で完結していたそのイベントが、リメイク版では青年時代後半にまで展開されている

DQ5をDS(リメイク版)で遊びたい方はこちら♪/

DQ5のAndroid版(アプリ)はAmazonでも買えます♪/

(※iOS(iPhone)は非対応なのでご注意ください。)

タカリ

「【ドラクエ5】レヌール城を本気で研究しました。」の記事はどうでしたか?

皆様からのご感想を、X(旧Twitter)でお待ちしています。

また、フォローして頂けると、とても喜びます。

最後まで記事を読んで頂きありがとうございました♪