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【ドラクエ5】ブオーンを本気で研究しました。

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タカリ

こんにちは、タカリです。

今回は「ブオーン」を本気で研究していきます。

ブオーンは「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」で初登場したモンスターですね。

↑の画像の通り、兎にも角にも山のような巨体と登場演出のインパクト、そのとんでもない強さも相まって数多のプレイヤーの魂に深いトラウマを植えつけました。

故にブオーンは外の道を極めた「ゲマ」と並び本作のラスボスで自称王の中の王「ミルドラース」の影を薄めている大きな要因だと言われています。

この記事ではそんなDQ5屈指のトラウマ製造機で圧倒的存在感を誇るブオーンについて、なぜツボに150年も封印されていたのか、誰に封印されたのか、撃破後に「さいごのカギ」が手に入る理由などを徹底的に突き詰めて明らかにしていていきます。

それではどうぞ。

DQ5屈指のトラウマ「ブオーン」

この章ではDQ5で初登場し、トラウマ製造機であるボスモンスター「ブオーン」を本気で研究していきます。

ブオーンは山のような巨体を持つ牛顔の魔獣で、一対の角と翼、そして額には第3の目を持ち、150年も封魔のツボに封印されていた為か苔が生しています。

因みに同じくDQ5のモンスターでは「ダークマンモス」も地味に第3の目を持っています。

「パオーム」「ガネーシャ」という色違いも登場しますね。

かつてブオーンは世界中を荒らし回っていたので、「ルドマン」の先祖「ルドルフ」によって封魔のツボに封印されてしまいました。

ルドマンの屋敷で読める「ルドルフの日記」にはブオーンをツボになんとか封印できたけど、その効力は長くても150年だから運悪く150年目に当たった子孫ちゃんは頑張ってね、とりあえず子供だけは作っておくから♪と、割と無責任なことが書かれています。

この若干イラッとする日記を読める時期は意外と短く、ブオーンのイベント開始からブオーン撃破までなので注意が必要です。

この日記を読んでいないとブオーンとの戦闘前のセリフ「さて…。ルドルフは どこだ。かくすと ためにならんぞ。」に誰?が浮かんでしまいます。

まあ、ルドマンから自分の先祖がブオーンをツボに封じ込めたことは聞けるので日記を読まなくてもルドマンの先祖と予想は付きますよね、名前も似ていますし。(ややこしい)

ルドマンの屋敷に仕えているメイドさんから「ルドルフの日記」のヒントを貰えるので、DQシリーズ経験者なら日記にいきつくのは容易だと思います。

裏を返せばここでピンとこなければ絶望的。

ルドルフについて補足すると、DQ11(3DS版)とDQ11Sで楽しめる「冒険の書の世界」の「ルドマン家の呪い」というクエストでルドマンから「ルドルフは 魔物の封印を生業にしていた。」と語られていますし、山のような巨体を誇る伝説の魔獣を仮にも封印して150年も世界から守ったので相当な実力者だったと思われます、日記はイラッとしますが。

なお、「ルドマン家の呪い」というクエストは魔物の呪いによって花嫁候補たちと仕えるメイドまでもが全員ルドマンの姿に変えられるというシュールと悪夢を煮詰めた正にカオスな光景が見られます。

さらに補足するとDQ4(リメイク版)に追加された「移民の町」システムの移民のひとりとして「ルドスト」というホビット族のおじさんが登場します。

彼は腕利きのツボ作り職人でしたが、100年間は魔王すら封印できる「封魔のツボ」を開発してしまい、それを狙う魔物たちから逃げるために移民を希望し、移民後はいつか自身が作ったツボが役に立つときが来ると感じ、子孫に封魔のツボを伝えていくと決意しています。

この経歴や「ルド」で始まる名前から、ほぼ間違いなくルドルフとルドマンの先祖ですね。

気になるのはルドストは100年しか封印できないと言っているのに、なぜルドルフは長くて150年と日記に書いたのでしょうか、長い歳月の間に一族の手によって封印の力が強化されたのか又はルドルフのぞんざいが出たのか、私は後者を推します。

ルドストは物語には一切関与しませんし、特にイベント等も発生しない一移民ですが、DQ4とDQ5の繋がりを強く感じさせる重要な人物なのでDQ4(リメイク版)のPS版のみの登場で、DS・スマホ版には登場しないので少し残念なんです。(移民の町システムの大幅な仕様変更のため)

ブオーンを死闘の果てに撃破すると「さいごのカギ」が入手できますが、その理由をみなさんは御存知でしょうか。

結論から言うと、太古の時代に生きた伝説の大盗賊「ゴロステ」が「さいごのカギ」の開発に成功し世界中を荒らしていたけど、山ほどもある怪物に飲み込まれたという話を青年時代後半のポートセルミで聞くことができます。

もちろん、「山ほどもある怪物」とはブオーンのことですね。

さいごのカギのヒントは主人公の母「マーサ」の故郷「エルヘブン」でも聞けます。

こういう細かい作り込みの積み重ねがプレイヤーをドラクエの世界へと自然に導いてくれるんですよね。

因みに本編では語られなかった様々なエピソードを収録している「ドラゴンクエストⅤ 知られざる伝説」という短編集の「大盗賊ゴロステの最期」というエピソードでゴロステの最期が詳しく描写されています。

その最期をざっくりまとめると、ルドルフが所持していた「天空の盾」を盗もうとして彼の目的地である小島へ先回りしたのはいいけど、そこでブオーンと鉢合わせしてしまい持っていてたさいごのカギもろとも食べられてしまいます。

ところが、ゴロステを食べたことでブオーンは強烈な食あたりを起こし、腹痛で抵抗することが出来ないところをルドルフに封印されてしまったので、実はゴロステはブオーン封印の影の功労者なんですね。

※「知られざる伝説」シリーズは公式の書籍ですが、公開されたエピソードはリメイクや続編などとは共有されておらず、あくまで「公式同人誌」という位置付けです。

最後に私が一番ブオーンにトラウマを植えつけられた登場シーン(SFC版)をご紹介します。

別になんてこないと感じる人も多いと思いますが、DQ5(SFC版)をプレイ当時まだ小学生の私には急に背景が暗転し、ブオーンがどんどん近づいてくるのが本当に恐怖でした。

その上、滅茶苦茶強いので今見ても心の臓が早鐘を打つほどです。

タカリ

みなさんはブオーンのどこがトラウマになっていますか?

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リメイク版でまさかの仲間に…その名は「プオーン」

この章ではみんなのトラウマ「ブオーン」がルドマンの「禁断の封印」によって縮んでしまった「オーン」をご紹介します。

プオーンの画像は主に私のDQ5(DS版)のデータを直撮りしているので多少見づらいかもしれません。

結論から言うと、プオーンはブオーンが縮んだ姿…つまり、ブオーン本体なんです。

主人公一行に討伐されたブオーンはルドマンの禁断の封印によって「封魔のツボ」に封印されていました。

しかし、主人公たちがうっかりフタを開けてしまうという大失態を犯してしまい、伝説の魔獣ブオーンが再び復活?…と思ったら、

封魔のツボから出てきたのは、山のような大きさを誇った巨体が主人公たちより少し大きい程度のサイズまで縮んでいて、目も点になり常に鼻水を垂らしている間抜けさと愛嬌が同居した姿へと変貌したプオーンでした。(かわいい)

ブオーンは最初の封印が解かれた時はルドマンの先祖である「ルドルフ」を捜していたので、自分が封印されてから長い年月が経っていることを理解していない様子でしたが、

今回はちゃんとルドマンを認識していますね。

主人公たちを見るや否や、こんな姿になったのはお前らのせいだから仲間にしろ、あわよくば元の身体に戻る方法を見つけたるわい!と仲間になってくれます。

因みに仲間にするのを断ると、

「なんと 心のせまいヤツじゃ!お前らなど いつか 封印してくれるわっ!」とブチギレてきますが、DQ2に登場する「竜王のひ孫」の言い回しに少し似ています。

肝心のプオーンの戦闘能力をご紹介すると、初期のステータスはスライムより多少強い程度でレベル60までほとんど成長しませんが、レベル61以降から急激に成長し始め、最終的にはなんとMPとすばやさ以外のステータスがカンストします。(封印前より余裕で強い)

しかし、ここまでのステータスを誇っても同じくリメイク版で追加された仲間モンスターであり、自称エスタークの息子「ターク」と同様に耐性が一切ない上、状態異常にもかかりやりやすく、そもそも仲間になった時点でラスボスの「ミルドラース」はおろか裏ボス「エスターク」も撃破済みなので活躍の機会は多くありません。

さらに、レベル99へ到達するには9,216,663という莫大な経験値が必要で「プチターク」「ヘルバトラー」と並び本作で最も必要経験値が多いキャラの一体でもあるので、育成には時間と根気が必要。

でも、裏を返せば時間と根気さえあれば誰でも達成できるという事ですよね。

ちょっと話がずれますが、「HUNTER×HUNTER」に登場する「グリードアイランド」という幻のゲームは定価58億という無茶苦茶な値段なのに「限定100本は多すぎる」「お金さえあれば入手可能」という観点から入手難度は下から2番目のGランクに位置付けられていて、このニュアンスに似ていると思いました。(HUNTER×HUNTERを知らない人には意味不明ですよね、すみません)

数多のプレイヤーに深いトラウマを植えつけてきたブオーンを仲間にして共に冒険できるのは非常に感慨深いですし、何よりとても可愛いのでまだ仲間にしていないという方は是非封魔のツボから開放してあげてください。

まとめ

長文乱文失礼しました、最後にまとめて終わります。

  • ブオーンは山のような巨体と登場演出のインパクト、その圧倒的な強さも相まって数多のプレイヤーに深いトラウマを植えつけた
  • かつてブオーンは世界中を荒らし回っていたのでルドマンの先祖であるルドルフによって封魔のツボに150年封印されていた
  • ルドマンの屋敷で読めるルドルフの日記は若干イラッとする
  • ルドルフは魔物の封印を生業にしていた
  • 封魔のツボを開発したのはルドマンとルドルフの先祖であるルドスト
  • 伝説の大盗賊ゴロステはさいごのカギの開発に成功し、世界中を荒らしていたがブオーンに飲み込まれたのでブオーンを倒すとさいごのガキが手に入る
  • リメイク版ではブオーンがルドマンの禁断の封印によって縮んだオーンが仲間になる
  • プオーンはレベル61から急激に成長し、最終的にはMPとすばやさ以外のステータスがカンストする超晩成型
  • レベル99へ到達するには9,216,663という莫大な経験値が必要
  • 数多のプレイヤーにトラウマを植えつけてきたブオーンを仲間にして一緒に冒険できるのは非常にエモい
タカリ

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最後まで記事を読んで頂きありがとうございました♪