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【ドラクエ6】テリーとミレーユの悲しき過去【姉弟】

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タカリ

こんにちは、タカリです。

今回は「ドラゴンクエストVI 幻の大地」に登場する美しき姉弟「テリー」「ミレーユ」が背負う悲しき過去をご紹介します。

テリーとミレーユの姉弟は「ガンディーノ」で「養父母」と暮らしていました。

当時のガンディーノは国王と「ギンドロ組」(いわゆるマフィア、893)とが組んで人身売買など悪の限りを尽くしていて、ミレーユはその美しい容姿に目をつけられ国王への“献上品”に。

(DQでは珍しい非常に生々しい描写も)

まだ幼かったテリーですが、慕っていた姉が連れ去られたことに納得できるはずもなく、必死に抵抗しますが逆に半殺しにされ、自身の力の弱さを呪い姉ミレーユを救う力求め旅に出ます。

どうでしょう、ざっくりまとめただけでも世界名作劇場の導入のような悲劇ですよね。

この記事では、そんな美しき姉弟テリーとミレーユを襲った悲劇という名のカタストロフィについて徹底的に迫っているので最後までお付き合い頂けると幸いです。

美しき姉弟に悲しき過去あり

この章からはいよいよ本格的に美しき姉弟「テリー」「ミレーユ」に起きた悲劇について本格的に迫っていきます。

人身売買などセンシティブな内容についても容赦なく書いていくので、そう言った話題が苦手な方はご注意ください。

「テリー」「ミレーユ」の姉弟は「現実の世界」(下の世界)の南東部の大陸にある王国「ガンディーノ」で「養父母」と暮らしていました。

姉弟の過去については、元々孤児であることぐらいしか語られていませんし、実の両親についても一切不明です。

当時のガンディーノのの情勢は国王と「ギンドロ組」(いわゆるマフィア、893)とが組んで人身売買などやりたい放題で荒れに荒れていました。

ミレーユはその時から既に誰もが振り向くほどの美しい容姿をしていたので、ギンドロ組に目をつけられ、国王への“献上品”として連れて行かれてしまうんですね。

↓はDQ6本編より過去を描いた作品「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」に登場するミレーユで、おそらくこの頃から間もなくして献上品に。

姉弟の養父母は何の力も持たない一市民だったので、国王の後ろ盾の下に幅を利かせるギンドロ組に逆らうことはできず、半ば強引に代金を掴まされる形でミレーユを売ってしまいました。

タカリ

万死に値する。

当然、王の妾(要は愛人)として献上されることはそういうコトなので、養父母はそれ以降後悔と懺悔の日々を送ることに。

弟のテリーは仲もよく慕っていた姉が連れて行かれることに納得できるはずもなく、果敢にもギンドロ組にカチコミますが、まだ幼い子供が敵うはずもなく返り討ち、半殺しにされ、自身の無力を呪い、姉ミレーユを救う力求め旅立ちます。

テリーの「力」に対して見せる異常な執着心のルーツですね。

参考までにその頃のテリーをご紹介。

DQ6本編ではちょっと想像もつかない、無邪気な笑顔ですよね。(いたずら好きで、姉ミレーユも手を焼いていました)

近いうちに上述した悲劇に襲われ、そして「青い閃光(笑)」「ドランゴ引換券」と揶揄されることを、この美少年はまだ知りません。

以上が美しき姉弟テリーとミレーユが背負う悲しき過去の概要です。

次は「ガンディーノ王」「皇太后」「ギンドロ組」「養父母」など、このカタストロフィの根幹をなす重要関係者をピックアップして詳しく解説していきますね。

「先代ガンディーノ王」はマフィアの「ギンドロ組」と手を組んで人身売買などやりたい放題し、正に悪王を体現する人物でした。

主人公一行が訪れる頃には既に死亡しているので直接会うことはできませんが、町や城の人たちからどういった人物であったかは聞くことができます。

ギンドロ組から奴隷や女性などを“献上品”として受け取り、その見返りに町の店などから法外な上納金を納めさせ莫大な利益を得ていたギンドロ組の悪行を黙認していたとんでもない悪王なので、当然評判は最悪。

その一方で、奴隷に仕事を押し付けることで楽ができ、たまに“オコボレ”にも与ることもできたので先代国王のほうがよかったと漏らす兵士もいることから、飴と鞭を使い分ける狡猾な側面もあったようです。

ぶっちゃけ“オコボレ”とは妾(愛人)か奴隷の女性のことでしょうね。

もしかすると、ミレーユもこの兵士に?

城1階にはもう使われなくなった“特別な寝室とお風呂場”が存在します。

先代国王存命時には毎日つかわれていました。

ドラクエシリーズ全体から見ても、ここまで生々しい描写は珍しい。

「意味がない」と言いながら掃除をしているメイドさん。

使用しないのに取り壊さず維持しているのは、罪の象徴としてあえて残しているのでしょうか。

また、地下牢は奴隷の待機所でした。

本来、妾(愛人)として献上されてきたミレーユですが、美しすぎたため妻である「皇太后」の嫉妬を買ってしまい奴隷送りに。

ちょっと空気が読めないバーバラ。

美しすぎると言うより、可愛すぎるバーバラについては「【ドラクエ6】バーバラを本気で研究しました。」の記事にて詳しく書いていますのでぜひぜひ。

先代国王の死因については不明ですが、これだけの悪王ならクーデターや暗殺が起きていたとしても何ら不思議ではないですよね。

現ガンディーノ王との血縁についても同じく不明ですが、共犯者と同義である皇太后が今も城で暮らしていることから、実父である可能性は高いです。(性格が全く違うのが大きな違和感ですが)

プレイヤーが出会う「現ガンディーノ王」は先代国王とは180度違い、民の幸福を第一に考える有徳の君主です。

今よりも国を良くするため、旅人の話にも積極的に耳を傾けてくれますが、傾けすぎなためか子供にも喜んで会ってしまい肝心の政が疎かになるので、門番がある程度訪問者をチェックしているほどの聖人。(もちろん、主人公一行にも会ってくれる)

その一方で、先代国王とずぶずぶの関係にあった「ギンドロ組」からの脅しや誘いには乗らず、妾や奴隷も全て開放するなど、非道な行為に対しては毅然として立ち向かい譲歩は一切しません。

先代国王との明確な血縁関係は明言されていませんが、実母と思われる皇太后が今も城で暮らしていることから、実父である可能性は高いです。

仮にそうだとしたら、何がどうなってそんな純粋悪からこのような賢人が生まれ、育ったのか甚だ疑問ですよね。

王妃は先代国王没後に嫁いできているため、先代の悪政について詳しくはないけど、何人もの女性が非道な仕打ちをされてきたことは理解していて、夫がそんな王でなかったことを神に感謝しています。

ちなみにメイドからは「夫婦そろってステキな人物」と大評判。

「先代ガンディーノ王」の妻、つまり先代の王妃で現在は「皇太后」と呼ばれています。

今も城にいることから、おそらく「現ガンディーノ王」の実母。

先代国王が多くの妾(愛人)を囲ってやりたい放題していましたが、美しすぎる女性には激しく嫉妬し、次々と奴隷送りにした夫に負けず劣らずの悪人です。(彼女自身も絶大な権力を奮って無茶苦茶していた)

つまり本来、妾として王に献上されてきたミレーユを奴隷にした張本人。(当然ですが、妾と奴隷とでは雲泥の差)

しかし、奴隷の待機所である地下牢で出会うご老人がミレーユに何か不思議な力を感じ、彼の助けで逃亡に成功するのは正に運命の悪戯。

補足すると、この時にご老人から託された笛が、プロローグでミレーユが吹いていたオカリナです。

先代国王没後に王となった現国王(おそらく息子)が賢人であったことから悪政は終わり、奴隷は全て開放され「ギンドロ組」との癒着もなくなりました。

彼女の権力は実質無くなり、城の離れの塔にほぼ幽閉状態で暮らしています。

これ見よがしに城から隔離された塔はかなり異質で不気味。

当の彼女は、先代国王(夫)の死と現国王(おそらく息子)に代わられ権力を失ったショックで完全に狂っていて、先代国王は今旅に出ていて自分がガンディーノを治めていると戯言を抜かしています。

更に「地下牢には夫をたぶらかす悪魔がいるから近づくな」と、かつて自分が嫉妬して閉じ込めたミレーユ含む美女たちを指しての警告をしてきます。

もちろん、奴隷たちは開放されているので地下牢には悪魔(女性)はいません。

タカリ

シンプルに怖すぎる。

「ギンドロ組」とは「ガンディーノ」に本拠を置く団体で、要はマフィア、893です。

名の由来はおそらく、「スリの銀次」や盗み食いの隠語である「銀蝿(ぎんばえ)」と「泥棒(どろぼう)」から。

養父母に半ば強引に代金を握らせ「先代ガンディーノ王」に「ミレーユ」を“献上品”として送ったのがこの組。

つまり、美しき姉弟テリーとミレーユの人生を狂わせた元凶といえます。

強力な後ろ盾であった先代国王の没後は勢力をすっかり失い、親分は病に伏せ、後継者である一人娘も悪徳家業を嫌い継ぐ気は全く見られないので、近いうちに消える定めでしょうね。

本編では跡取り娘の名前や年齢は不明ですが、久美沙織さんによる「小説ドラゴンクエストVI」では「シェリスタ」という名前で、ミレーユとは幼なじみ等様々な設定が追加されています。

タカリ

個人的にこの子にはしあわせになって欲しい。

「テリー」と「ミレーユ」の姉弟は「ガンディーノ」で「養父母」と暮らしていました。

(実の両親については一切不明)

当時のガンディーノは先代国王と「ギンドロ組」とか組んで人身売買などやりたい放題。

ミレーユはその頃から誰もが振り向くほどの美しさだったので、ギンドロ組に目をつけられ、国王への“献上品”として連れて行かれてしまうんですね。

養父母は何の力も持たない一市民だったので、国王の後ろ盾の下に幅を利かせるギンドロ組に逆らうことはできず、半ば強引に代金を掴まされる形でミレーユを売ってしまい、それ以降後悔と懺悔の日々を送ることに。

ミレーユとテリーをPTに入れて再会はできますが、ふたりとも全く気づきません。

正確な年数は分かりませんが、離れてからまだ10年かそこらだと思うので不自然だと思いませんか?

タカリ

再会の刹那、

記憶の扉は開かれず、

過ぎし日々の風景は霞のかなたへと消えゆく。

十年の歳月は忘却には短く、

思い出すには長すぎる、

不思議な間(あわい)なのかもしれない。

てか、こんな超美形を忘れるはずないですよね。

EDでは養父母に名乗り出て、あらためて再会と和解を果たします。

波乱が万丈すぎる人生を送ってきたのにミレーユのこの返し、正に天は二物も三物も与える。

(でも、ここだけ切り取ると若干皮肉っぽい)

タカリ

養父母を許す?許さない?はDQファンの間でよく議論に上がります。

みなさんはどちらですか?

因みに私の答えは「万死に値する。」

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まとめ

最後に「テリーとミレーユの悲しき過去」についてまとめて終わります。

  • テリーとミレーユの姉弟はガンディーノで養父母と暮らしていた
  • 姉弟は元々孤児で、実の両親については一切不明
  • 当時のガンディーノは国王とギンドロ組とが組み、人身売買などやりたい放題で荒れまくっていた
  • ミレーユはその頃から誰もが振り向くほどの美しい容姿だったので、ギンドロ組に目をつけられ、国王への“献上品”として連れて行かれてしまう
  • 姉弟の養父母は、国王の後ろ盾の下に幅を利かせるギンドロ組には逆らえず、強引に代金を掴まされる形でミレーユを売ってしまう
  • テリーは慕っていたミレーユを助けるためにギンドロ組に殴り込むが、返り討ち、半殺しにされ、自身の無力を呪い、姉ミレーユを救える力求め旅立つ
  • ガンディーノ城1階には、もう使われなくなった“特別な寝室とお風呂場”が存在する
  • 本来、妾(愛人)として献上されてきたミレーユは、美しすぎたため皇太后の嫉妬を買ってしまい奴隷送りに
  • プレイヤーが出会う現ガンディーノ王は先代国王とは180度違う有徳の君主
  • 皇太后は、先代国王の死と現国王に代わられ権力を失ったショックで完全に狂っていてホラー
  • 先代国王没後のギンドロ組は勢力を失い、親分は病に伏せ、後継者である一人娘も悪徳家業を嫌い継ぐ気は全くないので、近いうちに消える定め
  • ミレーユとテリーをPTに入れて養父母と再会できるが、ふたりとも全く気づかない
  • 「万死に値する。」

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