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【ドラクエ7】オルゴ・デミーラを本気で研究しました。

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タカリ

こんにちは、タカリです。

今回は「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」(以下、DQ7)のラスボスを務める「オルゴ・デミーラ」を本気で研究していきます。

オルゴ・デミーラは「万物の王にして 天地を束ねる者」を自称する大魔王。

神をも倒し、主人公の住む「エスタード島」を除く、世界のほぼ全てを闇に沈めた凄まじい力を持ち、シリーズの中でも世界征服に最も近づいたラスボスとしても有名ですよね。

彼の世界征服のスタイルは「様々な災いの種をまき、人間たちが絶望したところを一気に闇に引きずり込む」という陰湿さとえげつなさを誇り、特に人間の闇の部分を利用する手腕に長けているのが最大の特徴。

今回の記事では、不当に鬱ゲーと評されがちなDQ7を体現する存在であるオルゴ・デミーラについて深く掘り下げていきますので、最後までお付き合い頂けると幸いです。

タカリ

それではどうぞ♪

世界征服に最も近づいた大魔王「オルゴ・デミーラ」

この章では、DQ7のラスボスであり、「万物の王にして 天地を束ねる者」(自称)「オルゴ・デミーラ」を詳しくご紹介しますね。

オルゴ・デミーラは、神をも倒し、主人公の住む「エスタード島」を除く、世界のほぼ全てを闇に沈めた凄まじい力を持つ大魔王。

外伝作品である「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」シリーズや「ドラゴンクエスト ライバルズ」などでは「天魔王」という肩書も背負っています。

天魔王、または第六天魔王は、仏教において仏道修行を妨げる悪魔のことを指す。

戦闘BGMはそのまま「オルゴ・デミーラ」

狂ったような旋律が非常に印象的で、素人の耳にも分かりやすい曲調ですね。

オルゴ・デミーラとは「魔空間の神殿」と「ダークパレス」(ラストバトル)で計2回戦うことになりますが、全てにこの曲が使用されています。

タカリ

怒涛の不協和音が心地よいという矛盾。

流石です、すぎやまこういち先生。

「オルゴ」はラテン語で「傲慢」を意味するため、七つの大罪で「傲慢」を司り、同じくラテン語を起源としている堕天使「ルシファー」がオルゴ・デミーラのモデルだという説もありますが、公式からの明言はないのでご注意。

しかし、DQ7は旧約聖書をモデルにした作品であるという定説から、十中六七ほどの信憑性はあると考えています。

少し話は逸れますが、同じく七つの大罪のひとつ「傲慢」をモチーフとした「エスカノール」というキャラクターが、鈴木央さんの漫画『七つの大罪』に登場。

タカリ

お気に入りのキャラクターなので、紹介させていただきました。

『七つの大罪』面白いですよ~オススメ。

やはり、オルゴ・デミーラと言えば、DQシリーズの中でも世界征服に最も近づいたラスボスとしても有名ですよね。

彼の世界征服のスタイルは「様々な災いの種をまき、人間たちが絶望したところを一気に闇に引きずり込む」という陰湿さとえげつなさを誇り、特に人間の闇の部分を利用する手腕に長けているのが最大の特徴。

その代表格である悪名高き胸糞な村「レブレサック」のイベントは、DQ7の代名詞と言っても差し支えありません。

レブレサックについては、こちらの記事で詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

後味悪く、胸糞が過ぎるイベントが本当に多いので、鬱ゲー鬱ゲーと言われ続けているDQ7。

ですが、物悲しい雰囲気の中にも、多様な人物にスポットライトを当てた数々の珠玉のシナリオは、プレイヤーに深い感動を与える傑作であることを、どうか忘れないでください。

とどのつまり、不当に鬱ゲーと評されがちなDQ7を体現する存在、それがオルゴ・デミーラという訳なんですね。

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オルゴ・デミーラ=キーファ説

DQファンの間では超有名な「オルゴ・デミーラ=キーファ説」をご紹介します。

文字通り、実はオルゴ・デミーラの正体はDQ7の仲間キャラのひとり「キーファ」では?と考察されている説。

もっと言及すると、当初は「勇者として成長した主人公VS絶望の果てに魔王に成り果てた親友」という物語だったけど、さすがに鬱すぎるので直されたというもの。

もしそうだとすれば、

中途半端なタイミングでのキーファ完全離脱、

EDで拾うキーファのメッセージ、

主人公たちの住む「エスタード島」だけが封印されていない理由、

これらは全て、上述した説への巧みな伏線になり得ます。

また、DQ7は発売が何度も延期された作品としても知られていて、

  1. 1998年4月以降に発売予定と発表
  2. 1998年夏から遅くとも年末に発売と変更
  3. 1999年夏に延期
  4. 1999年12月29日発売と決定するも、その後撤回され、再び「今冬発売予定」に戻る
  5. 2000年春に延期
  6. 発売日を一旦「未定」とし、最終的に2000年8月26日発売と決定

このように、少なくとも5回の延期が行われたことが確定しています。

あまりにも延期されるので、SCEから「『ドラゴンクエスト』が早く出ますように」と人々が神社でお願いをするテレビCMが放映されたほど。(印象に残っている人も多いのでは?)

「オルゴ・デミーラ=キーファ説」のシナリオが急遽手直しされたとしたら、かなりの時間がかかると予想されるので、発売延期の一因になっていたのかもしれませんね。

タカリ

個人的に「オルゴ・デミーラ=キーファ説」の信憑性を最も高くしていると考えている「ラーのかがみ」について、ご紹介します。

DQシリーズでは有名なアイテムで、「真実を映し出す」と言われる伝説の鏡「ラーのかがみ」は、シリーズを通して重要なポジションを担ってきました。

しかし、DQ7におけるラーのかがみは、ラストダンジョン「ダークパレス」にて入手可能で一応重要アイテム扱いなんですが、使い道は「モシャス」解除くらしかなく、クリアするには全く必要のないアイテムなんです。

しかも、ラーのかがみの存在を匂わすセリフ等もこれまで一切ないので、わざわざラストダンジョンにぽつんと置かれていることに、歴代シリーズ作品をプレイした人ほどその違和感は大きかったのではないでしょうか。

当初は、ラーのかがみを使ってオルゴ・デミーラの正体を暴き親友キーファと再会、そして最終決戦へと突入する鬱々しくも王道を征く展開だったのでは?など、様々な角度から考察できるのは胸が踊ります。

ただし、公式からの名言は一切されていないので、あくまで「憶測の域を超えない」ということは決して忘れてはいけません。

ラーのかがみについては、「【ドラクエ】ラーのかがみを本気で研究しました!」の記事にて詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

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『我が名は オルゴ・デミーラ。万物の王にして 天地を束ねる者。』

この章では、「オルゴ・デミーラ」の前口上をご紹介します。

前口上とは「実演・実技などの始まる前に述べる口上。また、本題に入る前に述べる言葉。」

要は前置きの言葉ですね。

タカリ

例として、2003年2月2日~2004年1月25日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜8:30~9:00に全50話放送されたTVアニメ「明日のナージャ」の前口上をご紹介します。

むか~しむかし、100年ぐらい昔。

これは、運命の扉の向こう側を旅した、女の子の物語。

作品の世界に入り込む手助けとして重要な前口上としては若干短く感じますが、「明日のナージャ」のテーマやメッセージが刹那で伝わってくる、秀逸な前口上だと思います。

前番組「おジャ魔女どれみシリーズ」、後番組が「プリキュアシリーズ」なのでどうしても影は薄くなってしまう「明日のナージャ」ですが、未だにコアなファンも多い神アニメなので、未視聴の方はぜひご覧になってください。

↓は「明日のナージャ」放送開始21周年のお祝いポスト。

「時をかける少女」「サマーウォーズ」などでも知られる細田守監督が演出と絵コンテを担当された、とんでもないハイクオリティOPも載せています。(もちろん、ご紹介した前口上も聞けますよ)

♪みんな笑顔で会えたら 争いも きっとなくなる

こんなにも楽しくなる 世界は広いけどひとつね

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それでは、オルゴ・デミーラの前口上をご紹介します。

我は 魔族の王にして
絶対無比の存在なりき…。
万物の長たるは 我以外には 無し。
神に作られし デク人形どもよ
まだ それが わかぬのか。

かつて お前たちが 神と崇めし者は
我が 永劫の闇に 葬り去った。
愚かなる者よ そなたらに
我を 崇めるほか
生きる道は 無いのだ。
我が名は オルゴ・デミーラ。
万物の王にして 天地を束ねる者
さあ 来るよがよい。
我が名を そなたらの 骸に
永遠に 刻み込んでやろう。

DQシリーズの歴代魔王は肩書を前口上でお披露目することが、お決まりっぽくなっていますが、オルゴ・デミーラは「万物の王にして天地をたばねる者」(自称)

タカリ

「森羅万象」ではなく「万物」なのが、堀井雄二さんらしい言い回しです。

絶対無比の存在

万物の長たるは 我以外には 無し。

神に作られし デク人形どもよ

人間の闇と感情を振り回して利用し、神を気取って人間をデク人形扱いしたりと、七つの大罪のひとつである「傲慢」がぴったりのセリフではないでしょうか。

「オルゴ」はラテン語で「傲慢」を意味するため、七つの大罪で「傲慢」を司り、同じくラテン語を起源としている堕天使「ルシファー」がオルゴ・デミーラのモデルだという説がある

大魔王オルゴ・デミーラの前口上を総括すると、彼の世界征服のスタイル「様々な災いの種をまき、人間たちが絶望したところを一気に闇に引きずり込む」という陰湿さとえげつなさ、傲慢を言葉の端々から放ち、これから降りかかってくる厄災と事象の滅びを予感させる、禍々しくも非常に絶巧な言い回しだと思います。

ラスボスの前口上についは、Part1Part2まで記事を書いていますので、ぜひご覧ください。

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まとめ

最後に、世界征服に最も近づいた大魔王「オルゴ・デミーラ」をまとめて終わります。

  • 「オルゴ・デミーラ」は、DQ7のラスボスであり、「万物の王にして 天地を束ねる者」(自称)
  • 外伝作品では、仏教において仏道修行を妨げる悪魔を指す「天魔王」という肩書も背負っている
  • 「オルゴ」はラテン語で「傲慢」を意味し、七つの大罪で「傲慢」を司り、同じくラテン語を起源とする堕天使「ルシファー」がモデルという説がある
  • DQシリーズの中でも、世界征服に最も近づいたラスボスとして有名
  • 世界征服のスタイルは「様々な災いの種をまき、人間たちが絶望したところを一気に闇に引きずり込む」という陰湿さとえげつなさを誇り、特に人間の闇の部分を利用する手腕に長けているのが最大の特徴
  • 不当に鬱ゲー鬱ゲーと評されがちなDQ7を体現する存在
  • 「オルゴ・デミーラ=キーファ説」は、DQファンの間では余りにも有名
  • 公式からの明言は一切されていないが、「オルゴ・デミーラ=キーファ説」を匂わせる伏線らしきモノが幾つも存在する
  • オルゴ・デミーラの前口上は、陰湿さとえげつなさ、傲慢を言葉の端々から放ち、降りかかってくる厄災と事象の滅びを予感させる、禍々しくも非常に絶巧な言い回し

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