ドラクエ作品

【ドラクエ】勇気が出る名言集【歴代3選】

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タカリ

こんにちは、タカリです♪

今回はドラゴンクエストシリーズに登場する名言の中から「勇気が出る名言」に絞ってご紹介します。

プレイヤーが一つひとつの言葉から受け取る気持ちというのは千差万別なので、数多に在る名言の中から特定のジャンル(今回は「勇気が出る名言」)を絞るのは思った以上に大変でした。

このブログお読み頂いている皆さんにはもちろん、多くの方に納得してもらえるよう出来る限り普遍的な内容を選び、最後は私の一存で3つの勇気が出る名言を厳選させて頂きました。

ご紹介するステキな言の葉たちが少しお疲れ気味なあなたのビタミンになってくれたらとても嬉しいです。

それではどうぞ♪

【DQ1】「おお ◯◯◯◯! しんでしまうとは なにごとだ!」【ラルス16世】

「おお ◯◯◯! しんでしまうとは なにごとだ!」とは戦闘で全滅後「あなたは しにました」のメッセージの後、「ラダトームの城」へと戻ってきた勇者に対して国王である「ラルス16世」が発するセリフで、ドラゴンクエスト30周年記念プロジェクトの一環で出版された書籍「ドラゴンクエスト名言集 しんでしまうとは なにごとだ! (原著 堀井雄二)」のタイトルにも選ばれています。

このセリフの全文は以下の通りです。

おお ◯◯◯◯!
しんでしまうとは なにごとだ!

しかたのない やつだな。
おまえに もう いちど
きかいを あたえよう!

たたかいで キズついたときは
まちにもどり やどやに とまって
キズをかいふくさせるのだぞ。

ふたたび このようなことが
おこらぬことを
わしは いのっている!

注目して欲しいのは6~8行目。(たたかいで キズついたときは~

初代「ドラゴンクエスト」が発売された当時(1986年(昭和61年))はまだまだRPGというジャンルは浸透していなかったので、宿屋などでHPを回復することすら分からないプレイヤーが続出するであろうと堀井雄二さんが考えられた先見の明が煥発したセリフなんです。

因みに勇者が呪われている場合は、

おお ◯◯◯◯よ!
しんでしまうとは なにごとだ!

しかも のろわれているではないか
のろわれしものよ、でてゆけっ!

と襤褸糞に叱咤された上にHP1で城から叩き出されるという正に泣き面に蜂状態となります。

ここまで読んで、ん?これが「勇気が出る名言」なの?と疑問に持った方も多いのではないでしょうか。

実は私も死が前提になっているセリフなのでネガティブ寄りとすら感じていましたが、堀井雄二さんによるセリフ解説を読み印象が大きく変わりました。

例えモンスターに負けても、お金が半分になっても怒られるだけ。

実は何度負けて死んでもレベル(経験値)は失われず、むしろ上がって行きいつかはクリアできるという七転八起、再三再四…別に失敗しても大丈夫だよという安堵感とポジティブに包まれたセリフだったんですね。

まあ、現実の死に復活はありませんし、クリア(成功)できる保証はありません。

でも、何度失敗しても良いし、それによって自分のレベル(経験値)(スキル)が失われることはない普遍的で非常に前向きなメッセージが込められている…文字通り「勇気が出る名言」だと思ったので選出させて頂きました。

「ドラゴンクエスト名言集 しんでしまうとは なにごとだ! (原著 堀井雄二)」には他の歴代ドラクエの名言についての情報も盛り沢山ですし、「ゆう坊のでたとこませ」(1990年4月19日に発行)に掲載された「堀井雄二のゲームデザイナー入門」という超貴重な堀井さんのインタビュー記事も丸々載っています。

堀井さんが「はじめに」でも仰っている通り、プログラムなどの情報は流石に古くなっていますが、堀井さんのゲーム作りに対する想いは普遍で不変だと分かりますし、人生を生きて往くヒントがそこここに積もっているので何か行き詰まっている人は必読

下手なビジネス書より得るモノは多いと自信を持って断言できる名著であり、人生の教科書と言っても決して過言ではないのでぜひぜひご覧になってみてください。

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タカリ

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【DQ6】「どんなに つらくても 生きてりゃ いつか いいことも ある。死んじまったら なんにも ならねえぞ。」【牢獄の町のおっさん】

このセリフはDQ6の「はざまの世界」に存在する「アクバー」が支配する「牢獄の町」の井戸の底にいるおっさんから「なんだい あんたも 死のうってのか?」の問いに「はい」と答えると聞けます。

何故このおっさんがいきなりこんな物騒な事を聞いてくるのかをざっくりと説明しますね。

本作のラスボスである大魔王「デスタムーア」の右腕とされる実力者アクバーの支配下に置かれた牢獄の町に送られた人たちはろくに食べ物も与えられず身を寄せ合って暮らしていますが、その末路は死刑、餓死、病死、自殺と希望など微塵もない悲惨なものばかりなんです。

実際、井戸の底のおっさんの周りには生きる希望を失い自ら死を選んだと思われるしかばねが転がっていますし、

今にも井戸に飛び降りそうな女性もいますので、恐らくおっさんは主人公たちを自殺者と勘違いしたのでしょうね。

正直かなりデリケートな話題なので記事に書くか悩みましたが、ある意味最も普遍的である「死」が主なテーマですし、私自身大きく勇気を貰った言葉なので選んだ次第です。

昔なかなかのブラック企業に勤めていたとき死にたいというか、もうこの世から消えたいと今思えばかなりヤバいところまでいった時期があったんですが、その死んではいないけど生きてもいない時にぼーっとこのセリフを見た時そんなの綺麗事だと不貞腐れてました。

でも、何やかんやあって持ち直して気持ちに余裕が出てきた時、ふとおっさんのセリフが頭に浮かんだと同時に腑に落ちたんですね。

勇気を貰ったのはその時なのか、それとも初見で既に貰っていたのか今となっては分かりませんが、自分にとって非常に大切な言葉だということだけは確かです。

つまり何が言いたいかというと、このおっさんのセリフは人の気持ちひとつで大きく変わるということなんです。

そんなの全ての言葉に当てはまるでしょと言われたら勿論そうなんですが、今回はあえてそう表現させてください。

例えば気持ちに余裕たっぷりでポジティブ全開の人は、うんうん!絶対いいことあるよね!だから生きないとね!となり、↑の女性や私のように自ら死を選ぶ寸前の人からしたらただの綺麗事に聞こえるかもしれませんね。

最後にブログをお読みいただいているあなたにお聞きします、このおっさんのセリフを見て聞いて何が浮かびましたか?

人って案外自分自身が一番見えていないので、改めて自分を俯瞰的、客観的に見ることで自身の本当の気持ちが見つかるかもしれません。

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【DQ5】「坊や。どんなツライことがあっても 負けちゃダメだよ。」【主人公】

物語序盤、幼年時代の「サンタローズ」で謎の青年に「ゴールドオーブ」を見せた後に言われるセリフです。

DQ5をクリア済の方には周知の事実ですが、この謎の青年の正体はゲマに破壊されてしまうはずの「ゴールドオーブ」を偽物の「ひかるオーブ」とすり替えるため、物語後半に妖精の城から過去に飛んだ青年期の主人公です。

つまり、幼年時代には未来からタイムスリップしてきた大人の自分と、

そして青年時代では過去にタイムスリップして子供の頃の自分と話しているという訳です。

DQシリーズは主人公=プレイヤー自身とされているため主人公が話すのは珍しいですよね。

さらにここは「自分自身と会話する」という非常に珍しいシーンで、勇気が出る名言としてご紹介している坊や。どんなツライことがあっても 負けちゃダメだよ。自分自身に励まされるというDQシリーズでも屈指の特別な名シーンなんです。

この時「今の自分」側は相手の質問に「はい・いいえ」で答えるのみで「今の自分ではない方」側だけが一方的に喋る形になるんですが、この2人のセリフを突き合わせるときちんと成立してるので全文ご紹介します。

幼年主人公「あっ お兄さんのことだね。 教会のお姉さんが 言ってた ステキな人って。」

青年主人公「うん? 坊やは ステキな 宝石を持っているな。その 宝石を ちょっと 見せてくれないか?」

幼年主人公「え? ボクのもってる きれいな宝石を 見せてくれないかって? うん いいよ。お兄さん わるい人じゃ ないみたいだし。 でも ちょっとだけだよ。」

(ゴールドオーブを手渡す)

青年主人公「本当に きれいな宝石だね。はい ありがとう。」

幼年主人公「ねっ すごく きれいな 宝石でしょ。」

青年主人公坊や お父さんを大切にしてあげるんだよ。」

(再度、青年主人公に話しかける。)

青年主人公坊や。どんなツライことがあっても 負けちゃダメだよ。

幼年主人公「うん。 どんなに ツライことが あっても ボクは 負けないよ。 プックルいこ!」(私はキラーパンサーの名前はいつもプックルにしています)

↑にも書いていますが、坊や お父さんを大切にしてあげるんだよ。」の後に再度青年主人公に話しかけないと坊や。どんなツライことがあっても 負けちゃダメだよ。は聞けないので注意です。

幼年時代の主人公はこの青年時代の主人公の出会いの後でパパスとの別れ、10年の奴隷生活、8年の石像生活など、非常に多くのつらい出来事が待ち受けています。

幼年視点は未来の自分に励まされ、青年視点では過去の自分を励ます非常に秀逸な演出なんですが、幼年時代に青年主人公と話してから青年時代に幼年主人公と話すイベントまでかなり期間が空くので初見プレイ時は記憶が薄れてしまい、最悪忘れてしまっている人も少なくないです。

故にこのイベントで真に感銘を受けるのは全てを知った上での2周目プレイだと思うので、DQ5をまだ1周しかしていない方は2周目プレイを強くオススメします。

青年視点ではまだ元気なパパスに会うことができ「ラインハットには行くな」と警告できますが、無情にも運命は変わりません。

これから待ち受ける出来事を知っているだけに辛いですよね。

幼年主人公とパパスが「ラインハット」へ行くために「ラインハットの関所」を通るんですが、なぜかパパスが間違ってサンタローズ方面に戻ろうとするシーンがありますよね。

初見時は意味不明で、階段に気づかず入ってしまうプレイヤーのミスあるあるをネタにしたスタッフの遊び心程度にしか思っていませんでしたが、おそらく上記の青年主人公から受けた「ラインハットには行くな」の警告が気にかかり無意識的、本能的にサンタローズ方面に戻ろうとしたのではないでしょうか。

因みにですが、SFC版ではパパスが「!!」と発するだけですが、リメイク版では「おっと いかん!ラインハットに 行くんだったな…。」のセリフと、

パパスが主人公を肩車して川を見せるシーンが追加されています。(肩車って嬉しいですよね、やる方は結構大変ですが)

坊や。どんなツライことがあっても 負けちゃダメだよ。

このセリフは前述した通り、パパスとの別れ、10年の奴隷生活、8年の石像生活など、数々のつらく悲しい出来事を経験してきた青年主人公が発するセリフ故に十二分すぎる説得力があるので「勇気が出る名言」のひとつに選ばせて頂きました。

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タカリ

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