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【FF7】ヴィンセント・ヴァレンタインを本気で研究しました。

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タカリ

こんにちは、タカリです。

今回は「ヴィンセント・ヴァレンタイン」を本気で研究していきます。

ヴィンセントはユフィと同じく隠しメンバーなので仲間にしなくてもクリアは可能です。

しかし、FF7屈指のキーワードである「ジェノバ・プロジェクト」(古代種再生計画)に深く関係していて、プロジェクトチームの責任者ガスト博士の助手をつとめていたセフィロスの母であるルクレツィアを愛し、彼女が悲劇に巻き込まれるのを止められなかったことを己が罪と考え、後悔にさいまれながら20年以上も神羅屋敷の地下室で眠りについていた元「タークス」の超美形ガンマンです。

愛する女性を救えなかった後悔、非道な人体実験によって刻を止めた呪わしい肉体への絶望から口数が少なく、感情もめったに出さないので冷めた人物に見えますが、

「・・見張っていようか?」、「私が眠っているあいだにこんなことが・・」、「ぎゃ、逆じゃないか?」等の数多の迷言や、全員での話し合いが終わった際に居眠りをしているシドに「おい、シド。部屋に戻るぞ」と声をかけたり、ジュノンからティファを救出した時には「・・無事でよかったな、ティファ」と言ったり優しい一面も垣間見えたりと、その重すぎる過去との絶妙なギャップから多くの人気を獲得しています。(特に女性ファンからの人気は凄まじい)

この記事ではそんなどこか哀愁漂い、忌むべき身体を抱えた愛と哀しみの超美形ガンマンであるヴィンセント・ヴァレンタインを詳しく紹介していきます。

それではどうぞ。

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ヴィンセント・ヴァレンタイン

この章ではヴィンセントのプロフィールを中心に詳しく紹介していきます。

データは主に編集プロダクション「スタジオベントスタッフ」著作による公式攻略本「ファイルファンタジーVII 解体真書 ザ・コンプリート(改訂版)」と、

同じくスタジオベントスタッフ著作の「ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ」から引用&参考にさせてもらっています。

「ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ」はFF7の各場面にちりばめられた多くの伏線と謎を解き明かしながその壮大な物語を振り返る研究解析本です。

開発秘話や未公開の設定資料が極限まで詰めこまれていて、その中には勿論ヴィンセントの資料も豊富に掲載されているので一部ご紹介させて頂きます。

こちらはキャラクターデザインを担当された野村哲也さんがFF7開発時に描かれたヴィンセントとリミット技によってヴィンセントが変身したモンスターのデザインです。

細かいのですが、レベル3リミット技の変身である「ヘルマスカー」の服には「LIVE ING DEAD」と設定画では書かれていますがゲーム本編では無地だったりします。

ボツになったのでしょうか?

こっちはヴィンセント用武器の詳細なデザインですね。

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タカリ

攻略本の武器紹介ってなんかワクワクしますよね~

私は銃には全然詳しくないので分からないのですが(ぎりぎりスパスは分かる程度)、元ネタってあったりするんでしょうか?もし、よろしかったらX(旧Twitter)で教えてくださると嬉しいです♪

本名・ヴィンセント・ヴァレンタイン

年齢・27歳(外見年齢であり実際は50代)

身長・184cm

血液型・A型

誕生日・10月13日

出身地・不明

使用武器・銃

一人称・「私」

CV・鈴木省吾(FF7 AC以降)、中田和宏(エアガイツ)

永き眠りにつく前のヴィンセントは「タークス」の一員でした。

「ジェノバ・プロジェクト」チームの警護・機密保持を担当していましたが、同プロジェクトの研究者の一人であり、神羅の美しき女性科学者ルクレツィアと親しくなりプロポーズするも・・?(詳しくは後述します)

結論から言うと「タークス」というのは通称であって正式には「神羅電気動力株式会社 総務部調査課」です。(神羅電気動力株式会社とは神羅カンパニーの正式名称)

字面だけ見るとかなりお堅く感じますよね。

まあ、分かりづらいので神羅カンパニーのタークスと覚えておけば全然OKです。

諜報、調査、勧誘、誘拐、暗殺や要人警護など会社の暗部を司る精鋭組織で、FF7本編では、ツォン(主任)、レノ、ルード、イリーナ(新人)等が所属していますね。

主任のツォン曰く並のソルジャーより給料は良いみたいです、超絶ブラックなので納得(笑)

クラウド(プレイヤー側)が反神羅テロ組織「アバランチ」に参加しているので必然的に敵対することになりますが、

公私をきっちり分けるプロ意識や、なんだかんだあっても仲間想いだったりと、敵側でありながらも非常に高い人気を誇るのがタークスなんです。

ヴィンセントが「タークス」に所属していた若かりし頃に想いを寄せていたのが、神羅の美しき女性科学者ルクレツィアでした。

「ジェノバ・プロジェクト」チーム最高責任者であるガスト博士の助手をつとめていた彼女は人体実験にその身を捧げ、セフィロスを産むことになります。

つまり、ルクレツィアはセフィロスの母親なんですね。

ジェノバ・プロジェクトとエアリスの実の父親ガスト博士については、「【FF7】エアリスを本気で研究しました。」の記事に書いていますのでよかったら読んでみてください。

ジェノバ・プロジェクトを理解する=FF7を理解すると言っても決して過言ではないと思います。

ヴィンセントはルクレツィアを深く愛するが故に危険な実験(ジェノバ・プロジェクト)に身を投じる彼女を止める為宝条と衝突し、おぞましい化け物への変身能力を持つ不老不死の肉体へと改造されてしまいます。

端的に言ってしまえばヴィンセントの運命を狂わせたのはルクレツィアなので、彼女はヴィンセントファンから多くの反感を買っています・・(笑)

棺のなかで悪夢を見つづけることこそ罪の償いと信じていたヴィンセントがクラウド一行と出会い、現実の悪夢に向き合ったところから彼の旅がはじまります。

この章ではヴィンセントの初期設定やボツになってしまったシナリオを紹介します。

他のキャラの公開されている初期設定やボツシナリオと比較すると、ヴィンセントは恐らく一番大きく変わったキャラだと思います。

キャラクターデザインを務められた野村哲也さんのインタビューでも、

野村哲也「ホラー研究家、探偵、科学者・・・といったぐあいに、設定がつぎつぎと変わったキャラクターでした。重い過去を背負っているイメージを出すため、マントを着せて、全体的に黒っぽい配色でまとめています」

出典:ファイナルファンタジーVII 解体真書 P23(野村哲也 インタビュー)

と、明かされています。

ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガに掲載されている初期設定でも、ホラーテラー(恐怖研究家)だったり、元タークスではなく探偵だったりと今のヴィンセントに至るまでにかなり難航していたことが分かりますよね。

こちらはボツになった会話です。

現在の口数が少なく、めったに感情を出さないヴィンセントとは大分印象が違いますが普通に面白い紳士イケメンキャラなので、このヴィンセントになっていたとしても人気が出ていたと思います。

ヴィンセントの行動観察記録

「ジェノバ・プロジェクト」に深く関わりセフィロスの出生についても知る、ヴィンセント。

神羅の美しき女性科学者ルクレツィアを愛し、彼女がある悲劇に巻き込まれるのを止められなかったことを己が罪と考え、その償いとして神羅屋敷の地下室で悪夢にうなされながら20年以上も眠りについていました。

ルクレツィアに起きた悲劇とは?

ヴィンセントはなぜ彼女を止めることができなかったのか?

どこか哀愁漂い、忌むべき身体を抱えた愛と哀しみの超美形ガンマンである「ヴィンセント・ヴァレンタイン」について詳しく研究していきます。

分かりやすいように年表形式で書いていき、重要な部分は解説していきますね。

それではどうぞ。

ジェノバ・プロジェクトのチームメンバーは最高責任者であるガスト博士と、

助手の宝条、

ルクレツィアの3人です。(FF7本編時点)

任務で彼らに同行していたヴィンセントは、ルクレツィアと親しくなりプロポーズしますが、彼女はそれを断って宝条と一緒になります。

天才科学者であるガスト博士へのコンプレックスに苦しむ宝条を見てきた彼女は母性に近い愛情を彼に抱き、守りたいと思ったからなんです。

宝条を選んだルクレツィアを見ながら、自分に言い聞かせる言葉。

しかもその後、ルクレツィアは宝条との間に身籠った赤ん坊(セフィロス)を出産します。

任務中なので離れることもできず、想い人が自分以外と結婚し出産する姿を近くで見続けないといけないのは正直苦しすぎる・・

セフィロスを産んで数年、ルクレツィアの身体はしだいに変調をきたし、外見も醜く変化していき、絶望したルクレツィアは失踪してしまいます。

ルクレツィアがこんな不幸に陥ったのは宝条の無謀な実験のせいだとヴィンセントは宝条に詰め寄りますが逆に銃で撃たれ、意識を失っているあいだに化け物への変身能力を持つ不老不死の肉体に改造されてしまいます。

ここで疑問が浮かびませんか?

ここに出てくる実験とは当然「ジェノバ・プロジェクト」のことなんですが、何故ヴィンセントはその最高責任者のガスト博士ではなく宝条に食ってかかってたのでしょうか?

最初は、まあ~大好きなルクレツィアをあんな倫理観ゼロのマッドサイエンティスト宝条に寝取られたからしょうがないと思っていましたがそれは間違いでした。

ざっくり言うと、ルクレツィアの心身に異常が生じたことをきっかけにジェノバは古代種ではないと気づいたガスト博士は研究を投げ出して逃亡したので、ジェノバ・プロジェクトを宝条が引き継いだんです。

つまり、その時点の最高責任者は狂気のマッドサイエンティスト宝条ということになるので、ヴィンセントには宝条しか怒りをぶつける相手がいなかったんです。(上記の寝取られについての感情も間違いなく入っているとは思いますが)

FF7をプレイ済の人は数多ですが、ここまで理解している人は恐らく数%程度だと思うので、ここを抑えるだけでも今日からドヤ顔できること間違いなしです!(笑)

ヴィンセントが化け物じみた身体になったのは宝条が勝手に改造手術をしたためであり、彼に勿論落ち度はありません。

でも、その件で宝条を恨むどころか、「事態を傍観する罪」と犯した自分にくだされて当然の罰と考えていることから、ヴィンセントは自分の内に悩みを抱え込んでしまう性格のようです。

ルクレツィアの祠での回想で、

とも言っていますが、実際のところ「反対だ!!そんな人体実験をなぜ!」と宝条とルクレツィアに反対意見をぶつけているので、当時の一護衛のタークスでしかないヴィンセントの立場からすれば出来る限りのことはしていると思うので、自罰的傾向が非常に強いのでしょうね。

そう言えば、↓の時点ではまだセフィロス誕生前なので最高責任者のガスト博士は在籍してるんですが、ヴィンセントはガスト博士にも何か異を唱えたのでしょうか。

普通に話しても詩的な台詞になってしまうのがヴィンセント。

誰かと言葉を交わすというよりは、自分に言い聞かせているような語り口が特徴的です。

もう一度クラウドに会いたいと言うティファに、

ミディールでの衝撃の再会を予期するかのような台詞ですね。

期待に水を指すような言葉ですが、その言葉の裏にはティファへの気づかいを感じます。

要は、自分のコントロールできない事象に対して過剰な期待を持つと、その期待が叶わなかった場合の苦しみは大きいので気をつけろと言っているんだと思います。

タカリ

コントロールできない事に期待して落胆する人の方が圧倒的に多いと思うので、自分でコントロールできること(自分のできること)に集中していくことを私はとても大切にしています。

飛空艇にて、新リーダーとして張り切るシドに、

感情をめったに出さないのでクールに見られがちなヴィンセントですが、実際は燃えたくても燃えられぬ虚しさや葛藤を抱えているのかもしれませんね。

炭鉱列車のブレーキ操作がおぼつかないシドに対して、

この珍しく滅茶苦茶に焦っているヴィンセントはとても人気があります。

因みにユフィの台詞も可愛くて面白いので、ここのイベントではヴィンセントとユフィの隠しメンバーコンビをPTに入れることを強くオススメします。

宝条の支援を受けつつ、滝のそばの祠でひっそりとした生活していたルクレツィア。

彼女に、その息子セフィロスの消息を尋ねられたヴィンセントは、

「セフィロスは死んだ」と嘘をつきます。

セフィロスのせいで星が滅亡の危機に瀕していることや、星を救うために自分が今セフィロスを倒そうとしていること・・それらの真実がルクレツィアを更に苦しめるだけとわかっているが故の優しい嘘ですね。

宝条との会話時にヴィンセントがPTに居ると若干演出が変わり熱い台詞も聞けます。

無数の惨劇を引き起こしたことをかえりみず、父や夫らしい態度を微塵も見せずに、ただ「実験」を楽しむ宝条の様子は、ヴィンセントの心へ数十年ぶりに怒りの火をつけました。

しかしそれは、罪への償いと称して現実の悪夢から目を逸らし続けていた自分への怒りでもあるんです。

飛空艇にて、クラウドに大空洞へ行こうとうながして、

各地で行動するときは最低限の発言しかしないヴィンセントですが、飛空艇ハイウインド内では自嘲めいたことをつぶやいたり、悩みを口に出したりと結構多弁になります。(棺でずっと寝ていたので閉鎖的な空間だと落ちつくのでしょうか)

どこか詩的な言い回しも彼の魅力のひとつですよね。

まとめ

長文乱文失礼しました、最後にまとめて終わります。

  • ヴィンセントは元タークスの超美形ガンマン
  • タークスというのは通称であって正式には「神羅電気動力株式会社 総務部調査課」
  • タークスは敵側でありながらも高い人気を誇る組織
  • ヴィンセントの想い人は、神羅の美しき女性科学者ルクレツィア
  • ルクレツィアはセフィロスの母親
  • ヴィンセントは愛するルクレツィアがジェノバ・プロジェクトに身を投じるのを止めるため宝条と衝突し、化け物への変身能力を持つ不老不死の肉体へと改造されてしまう
  • ヴィンセントの運命を狂わせたのはルクレツィア
  • ホラーテラー(恐怖研究家)、探偵、科学者など様々な初期設定が存在した
  • ヴィンセントはルクレツィアにプロポーズするが断られ、宝条に寝取られる
  • たまに滅茶苦茶に焦る姿がかわいい
  • 熱い心は眠っているだけ
  • 詩的な言い回しが素敵、抱いて

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