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【ドラクエ6】ターニアを本気で研究しました。

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タカリ

こんにちは、タカリです。

今回は「ドラゴンクエストVI 幻の大地」に登場する主人公の妹「ターニア」を本気で研究していきます。

DQ6をプレイ済の方は主人公(=プレイヤー)のことを「お兄ちゃん」「◯◯兄ちゃん」と呼んで慕ってくれる健気でかわいいターニアの姿が鮮明に浮かぶのではないでしょうか。

今でこそ人数も増えましたが、DQ6発売当時では「お兄ちゃん大好きな王道妹キャラ」、つまりブラコン妹という存在はほぼ皆無だったので彼女はDQシリーズ初の王道ブラコン妹キャラなんです。

歴代のブラコン妹キャラについてはこちらの「【ドラクエ】お兄ちゃん大好きなブラコン妹キャラを本気で研究しました。【歴代5選】」の記事にて詳しく書いているので是非こちらもご覧にください。

今回の記事ではターニアがDQシリーズ初の王道ブラコン妹と断言できる根拠を交えながら、「夢の世界」と「現実の世界」から見える主人公の想いとターニアの願い、そして数多のDQファンを骨抜きにしたEDにおける伝説のセリフなど、ありとあらゆる観点から徹底的に煎じ詰めて研究していきます。

DQ6を未プレイまたはクリア済みだけどあまり理解できていなかったという方でも楽しんでもらえるよう、できる限り分かりやすく書いていきますのでご安心ください。(もちろんネタバレ全開です)

それではどうぞ♪

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ドラクエ初の王道ブラコン妹「ターニア」

この章では「ドラゴンクエストVI 幻の大地」に登場する主人公の妹「ターニア」をご紹介します。

主人公のことを「お兄ちゃん」「◯◯兄ちゃん」と呼んで慕ってくれる健気で優しい少女ターニアに心奪われるプレイヤーは現在進行で増加中。

この記事を読み終える頃には、DQシリーズ初の王道ブラコン妹キャラとして燦然と耀きを放ち続けるターニアをもっと好きになり、虜にされること間違いありません。

ターニアはライフコッドの村で主人公(=プレイヤー)と2人で暮らしている妹です。

主人公と同じ蒼い髪の可愛らしい少女として描かれていて、白い服と水色のワンピースがとても似合っていますよね。

年齢は主人公より一つ年下の16歳と表記されている場合がほとんどですが、実は物語最序盤のターニアとランドの会話からまだ誕生日を迎えていないので15歳と分かります。

余談になりますが、英語版では「ターニアは今年16歳になった」というニュアンスになっています。

<英語版全文>

Buddy(英語版ランドの名前)「What are you worried that we’re too young?

(年齢を気にしているのか?)

I’m 17, and you turned 16 this year.

(オレはもう17歳だし、ターニアだって今年16歳になっただろ)

We’re plenty mature!」

(もうオレたちは十分大人だ!)

つまり、日本語版だとこの時点のターニアは15歳、英語版だと16歳という事になります。

しかし、堀井雄二さんが直接書かれた日本語版のセリフがやはり正義だと思うのでターニアは誰が何と言おうとこの時点では15歳です、これは絶対に「ゆずれない願い」

(実はTVアニメ「魔法騎士レイアース」の音楽監修はすぎやまこういち先生)

村祭りで精霊の使い役をした際に「山の精霊」がターニアに乗り移り、主人公に特別な使命を持っていることを伝えたことでDQ6の物語が本格的に動きだします。

因みに、ターニアに憑依した山の精霊の正体は「精霊ルビス」です。

ロトシリーズでお馴染みの精霊ルビスが天空シリーズでまさかの登場。

実は海底の「ルビスの城」で会うことでき、ミレーユが奏でる「奇蹟のオカリナ」は彼女が創った等、物語を補完する重要な話を聞けますが、シナリオ上は全く立ち寄る必要がないので会わずにクリアした人も多いのではないでしょうか。

ターニアは村祭り以降「世界のことも自分のことも分からない」「このままじゃ何か恐ろしいことが起こりそうでこわい」など、不思議な力を持っているかのような描写が多く見られるようになりますが、意外にもこれ以上彼女が物語の根幹に大きく関わることはありません。

しかし、詳しくは後述しますが、これらのセリフは主人公とターニアの真実の関係性を示唆するどころかDQ6全ての謎を解き明かす非常に重大な伏線になっているのでよく覚えておいてください。

何度もお伝えしている、ターニアがDQシリーズ初の王道妹キャラだという根拠を詳しくご紹介します。

発売順から考えるとDQ6より先に発売された「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」に登場するPTメンバーで、主人公と妻との間に物語中誕生する双子の妹「女の子」もお兄ちゃんが大好きすぎる妹として有名です。

しかし、彼女は2004年3月25日に発売されたDQ5リメイク版で追加された仲間との「会話システム」によってお兄ちゃん大好き妹として華麗に昇華したので厳密に言うと「初」ではないんですね。

DQ5のSFC版では当然仲間との会話システムはなく、女の子がPTに加わるのはかなり後半な上にセリフもまだ赤ちゃんの頃の「キャッ キャッ。」「バブー。」から数えてもたったの21セリフしかないんです。

その数少ないセリフからも良い子だということは十分伝わってきますが、性格の本質まで見えるかというとやはり不鮮明と言わざるを得ません。

強いて言うなら、双子の兄が母親に泣きついている横で「お母さんが こんなにきれいな人だったなんて…。お父さんも けっこうすみに おけないわね。」と冷静に言い放っていたりと、SFC版の女の子はちょっとおませな子という印象でした。

SFC版ではわずかその21だったセリフがリメイク版ではなんと1045約50倍にまで増えたんです。

それらの爆増したセリフからはとても礼儀正しく聡明で、お化けや高所が苦手、にんじんやピーマンが嫌い、眠気に弱い、そしてお兄ちゃんが大好きすぎると若干分かりづらかった性格が鮮明に浮かび上がりました。

これ以上は長くなるので、もっと女の子について知りたい方は「【ドラクエ5】タバサを本気で研究しました!【女の子】」の記事にて詳しく書いていますので是非ご覧ください。

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DQ5より更に先に発売された「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」に登場する「サマルトリアの王子」の妹である「サマルトリアの王女」をご存知でしょうか。

↑の公式ガイドブック(SFC版)のプロフィールには「お兄ちゃんが大好きな、おしゃまな女の子」と載っていますし、兄をのんき者と言いつつ心配したり、

棺桶に兄を突っ込んで会いに行くと「あっ おにいちゃんが しんでる!えーんえーん…。」と言って泣き出したりとなかなかの王道妹キャラです。

しかし、容量の都合もあってか会話らしい会話も非常に少なく、王道の妹を具現化&理想の妹を体現しているターニアにはあと一歩、いや3歩ほど及ばないと勝手に独断させて頂きました。

因みに、サマルトリアの王子が犠牲となって破壊神「シドー」を打ち倒した場合、サマルトリアの王女が「お兄ちゃんの仇っ!」と凱旋した主人公の胸に短刀を突き刺して殺めるという衝撃のED案が当初存在しましたが、「余りにも悲しすぎる」という理由で没になったと「月刊LOGiN」1987年5月号および「ファミコン通信」1987年14号に掲載された「ドラゴンクエストIIができるまで(後編)」で堀井雄二さんが語られています。

それもあってか、サマルトリアの王女最強説がDQファンの間で存在する程。

タカリ

彼女も間違いなくロトの血を継ぐ者なので、この説は十二分にあり得ると考えていますが、皆さんはどう思われますか?

結論から言ってしまうと、「夢の世界」の主人公とターニアは実の兄妹ですが、「現実の世界」では赤の他人なんです。

ここからはDQ6を未プレイまたはクリア済みだけど「夢の世界」や「現実の世界」についてあまり理解できていなかったという方にもできる限り分かりやすく書いていきますね。

物語が進みに連れ世界は「夢の世界」と「現実の世界」に分かれていて、「ライフコッド」で主人公(=プレイヤー)とターニアが兄妹として一緒に暮らしていたのは「夢の世界」ということが判明します。

「現実の世界」とは文字通り現実の世界で、「夢の世界」とは「現実の世界」で暮らす人々の「夢」および、「願い」「想い」「希望」などが具現化された世界のことで「ゼニス王」が統治。

そして「夢の世界」の主人公とターニアの兄妹関係は、「現実の世界」におけるターニアの「幼い頃に両親を失い兄を求めるターニアの願い」と、「過去に妹を亡くした想いとムドーに敗れ安息の地を求めた主人公の願い」とが交錯し具現化した夢という真実。

つまり、本来の主人公とターニアは血の繋がりどころか義理の兄妹でもなく、完全な赤の他人という訳なんですね。

そして、物語後半に「夢の世界」の主人公(=プレイヤー)は「現実の世界」のライフコッドで本当の自分を見つけ融合することになりますが、それは両親を失い兄を求めたターニアの前に現れた「お兄ちゃん」が居なくなることを意味します。

精神と肉体が融合し、本当の自分を取り戻した主人公が「お兄ちゃん」とは別人格になってしまったことに悲しむターニアですが、「お兄ちゃん」と融合した主人公をその蒼い耀き放つ瞳に映しながら問うセリフは破壊力抜群。

因みにSFC版のセリフは「あの…あなたのこと◯◯にいちゃんって 呼んでもいいかな?」なので↑のリメイク版とは微妙に変わってるんですよね。

まとめると、

SFC版「あの「」…あなたのこと◯◯にいちゃんって 呼んでもいいかな?」

リメイク版「あの…あなたのこと◯◯にいちゃんって 呼んでもいいかな?」

SFC版はキャラ崩壊とまではいかないですが、ターニアの言い回しにしては少し妹パワーが足りないのでナイス修正だと思いました。

でわ、最期にターニアがED内で言い放ち、数多のDQファンをターニアファンへと変えてしまったセリフをご紹介します。

「現実の世界」の主人公はレイドック王子だったので身分の差を考え気を使うターニアですが、この選択肢に「いいえ」と答えると伝説のセリフが聞けます。

私たちが生きるこの美しき蒼い惑星、地球に生まれてよかったと思いませんか?

しかし、選択肢に「はい」と答えるとターニアからは「おまねき ありがとうございます。魔王討ばつの旅 ごくろうさまでした…。」と、ぎこちない他人行儀の挨拶が返ってくるのでプレイヤーには巨大な罪悪感が幾万と降り注ぎ、決して止むことはありません。

でも、ちょっとお待ち下さい。

「現実の世界」では主人公とターニアは赤の他人ということを覚えていますか?

実は主人公の「はい」の返答は「これからターニアとは「兄と妹」ではなく、「王子と王子妃」として共に歩んで往きたい」、つまりプロポーズの言葉だった…という妄想を常日頃からしています。

タカリ

みなさんもちょっと妄想してみてください。

ターニアとは「兄と妹」、もしくは「王子と王子妃」…

どちらの関係でありたいですか?

まとめ

長文乱文失礼しました、最後にまとめて終わります。

  • ターニアはDQシリーズ初の王道ブラコン妹キャラ
  • 物語序盤はまだ15歳だが、英語版だと16歳
  • ターニアに憑依した山の精霊の正体はロトシリーズでお馴染みの精霊ルビス
  • 夢の世界の主人公とターニアは実の兄妹だが、現実の世界では赤の他人
  • 主人公とターニアの兄妹関係は、主人公の想いとターニアの願いが交錯し具現化した夢という真実
  • EDにおけるターニアのセリフは数多のDQファンをターニアファンへと変えてしまった
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タカリ

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