こんにちは、タカリです。
今回は「ティファ」を本気で研究していきます。
ティファはクラウドの幼なじみでエアリスと並ぶヒロインのひとりですね。
ミニスカにへそ出しタンクトップで非常に露出度も高いので活発的に映るティファですが、実はまわりを気づかう一方で自分の想いは表に出さず悩みも内に抱え込んでしまい、恋愛に関しても臆病かつ慎重なので、一見清楚でおしとやか見えるけど積極的にグイグイくるエアリスとは好対照なヒロインとして描かれています。
言わずもがな、ティファとエアリスのWヒロインの絶大な人気は不動ですが、上記した好対照の存在故にドラクエ5のビアンカとフローラどっちと結婚する?論争のように、ティファとエアリスはどちらが正ヒロイン?又は好き?という血で血を洗う「エアリス&ティファ大戦」がファンの間でFF7発売から今年で27年経ちますが続いていますし、フルリメイク作品「ファイナルファンタジーVII リバース」も今年2/29に発売されたのでその戦いは更に熾烈をきわめると予想されます。
クラウドの過去を正確に知るただひとりの人物であるティファ。
彼女はなぜ固く口を閉ざし、何におびえ、何を恐れているのでしょうか。
強さと優しさが同居する「ティファ・ロックハート」という魅力溢れるヒロインの深淵にまで向き合うことによってFF7における最大の”謎”は解き明かされていきます。
それではどうぞ。
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ティファ・ロックハート
この章ではティファのプロフィールを中心に詳しく紹介していきます。
データは主に編集プロダクション「スタジオベントスタッフ」著作による公式攻略本「ファイルファンタジーVII 解体真書 ザ・コンプリート(改訂版)」と、
出典:ファイナルファンタジーVII 解体真書 ザ・コンプリート(改訂版)
\登場キャラクターの独白を借りた記述は必読!/
同じくスタジオベントスタッフ著作の「ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ」から引用&参考にさせてもらっています。
出典:ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ
「ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ」はFF7の各場面にちりばめられた多くの伏線と謎を解き明かしながらその壮大な物語を振り返る研究解析本です。
開発秘話や未公開の設定資料が極限まで詰め込まれていますし、スタジオベントスタッフ創立メンバーのひとりであり、ゲームライター・作家の「ベニー松山」さんが執筆されたエアリス視点の小説「星を巡る乙女」も収録されているのでFF7ファンにとっては必読の592ページ(オールカラー)になっていますのでまだ未読の方は是非是非。
出典:ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ P576(小説「星を巡る乙女」文/ベニー松山)
\私は電子版を買いました♪/
因みになんですが「ウェポンスクェア5番勝負」の記事を担当されたのは、やり込み界隈では神様と言われている「木村昌弘」さんです。
出典:ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ P394(ウェポンスクェア5番勝負 文/木村昌弘)
2000年~2003年頃、木村さんは自身のサイト「解体深書」(現在は閉鎖)で様々なやり込み作品の攻略レポートを公開されていて、当時たまたまサイトを見た私は「FF8ジャンクションなしクリア」、「FF9低レベルクリア」、「FF10スフィア盤なしクリア」等の通常では絶対に不可能なプレイの詳細すぎる攻略レポートを度肝抜かれながら夢中で読んでいたのを憶えています。(本当に興奮した)
プロフィール
本名・ティファ・ロックハート
年齢・20歳
身長・167cm
血液型・B型
誕生日・5月3日
出身地・ニブルヘイム
使用武器・グローブ
一人称・「私」
CV・伊藤歩(FF7派生作品以降の専属)、浅田葉子(エアガイツアーケード版)、皆口裕子(エアガイツPS版)
露出度が高すぎる
ティファはご覧の通り、ミニスカにへそ出しタンクトップと露出度が非常に高いです。
ヒザまで達するほど長く美しい漆黒の髪に、服装はモノトーンでまとめたシンプル且つ飾り気のない服装がかえって抜群のプロポーションを引き立てるという極上の皮肉が成立。
格闘家(ザンガン流格闘術)である彼女はスラリと伸びた足で蹴りつけたり、相手を抱えて投げたりと全身を使って戦うのでその高い露出は動きやすさ優先による副産物であり、ティファ好きなプレイヤーには正にファイナルヘブン。
出典:ファイナルファンタジーVII
超ミニスカートの秘話
目のやり場に困ること必然の超ミニスカートですが、実はミニスカートver.とスパッツver.どちらにしようか悩んでいたキャラクターデザイン担当の野村哲也さんがスタッフたちに聞いてまわったらミニスカートの人気が圧倒的だったので現在のティファのデザインに決定したと「解体真書」のインタービューで明かされています。
野村哲也「ティファには、ミニスカートのバージョンと、スパッツをはいたバージョンの2種類があったんです。どちらにしようか悩んでいたんですが、スタッフの人たちに聞いてまわったら、ミニスカートがいい!という声が圧倒的に多くて、いまのティファに落ち着きました。」
出典:ファイナルファンタジーVII 解体真書 P13(野村哲也 インタビュー)
出典:ファイナルファンタジーVII
スタッフさんたち、そして野村哲也さんには心より感謝申し上げます。
「・・・すりつぶすわよ」
出典:ファイナルファンタジーVII
この手ですりつぶすのでしょうか?(心より感謝申し上げます。
ティファの初期設定
ティファの初期設定やボツになってしまったシナリオを紹介します。
クラウドによってつけられた傷が背中に?
出典:ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ P518~519(初期設定資料FILE)
基本的な設定は大体同じですが、クラウドによってつけられた大きな傷が背中にあり、その傷を受けたときのショックで前後の記憶が失われているというボツシナリオがとても気になります。
開発初期のクラウドには、
この腕輪によって左腕が封印されている「魔剣士(バーサーカー)」で、精神世界から脱出した時にはじめて封印が解け、両腕が使えるようになりパワーアップするという初期設定が存在したのでその辺りと絡んでいそうなボツシナリオですね。
出典:ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ P518(初期設定資料FILE)
私は電子書籍派なのでKindle版を購入しました。
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B:92 W:60 H:88??
出典:ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ P533(設定原画ギャラリー)
こちらはキャラクターデザインを担当された野村哲也さんがFF7開発時に描かれたティファの全身画です。
ほぼほぼ現在のティファのデザインと同じですね、強いて言うなら手の甲に装着されているマテリアの数が1個多いくらいでしょうか。
注目してほしいのは右下の野村哲也さん直筆のメモです。
出典:ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ P533(設定原画ギャラリー)
少し分かりづらいですが身長、スリーサイズと思われる数字が書かれています。
仮にそうだとしたら、身長は165cmでスリーサイズはB:92 W:60 H:88のぼんっきゅっぼーんですね。
出典:ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
出典:ドラゴンクエストV 天空の花嫁
出典:ドラゴンクエストV 天空の花嫁
上記の数字はFF7開発時の初期案なので公式設定ではありませんが(身長も公式では167cm)、ゲーム本編内でもユフィから「オッパイ女」と言われていますし、十二分に説得力のある数字だと思います。
出典:ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ P184(セリフのバリエーションCHECK!!)
因みにこのユフィの「オッパイ女」はティファがリーダーになる期間でしか聞けない超レア台詞なんです。(ティファのリーダー期間はシドと比べて圧倒的に短い)
出典:ファイナルファンタジーVII
ティファの行動観察記録
ニブルヘイムにて生まれ育ったクラウドの幼なじみで、彼の過去を正確に知るただひとりの人物であるティファ。
彼女はなぜ固く口を閉ざし、何に不安を抱き、何を恐れているのか?
強さと優しさが同居する「ティファ・ロックハート」という魅力溢れるヒロインの深淵にまで向き合うことによってFF7における最大の”謎”は解き明かされていきます。
分かりやすいように年表形式で書いていき、重要な部分は解説していきますね。
それではどうぞ。
【ゲーム本編開始前】
・【20年前】(0歳)ニブルヘイムでティファ誕生
出典:ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ P275(ニブルヘイム)
・【12年前】(8歳)死んだ母に会おうとしてニブル山を登る途中、つり橋から転落。重傷を負い、7日ものあいだ生死の淵をさまよう
出典:ファイナルファンタジーVII
出典:ファイナルファンタジーVII
当時のティファはクラウドとはそんなに親しくなく、山にクラウドがついてきたということも知りませんでした。
もし、この記憶が残っていたら竜巻の迷宮(北の大空洞)でセフィロスに追いつめられたときもクラウドを信じることができ、彼を精神崩壊に追いやらずにすんだのかもしれません。
クラウド『たしかに俺は自分自身がわからなくなることがある・・記憶だってあやふやな部分がたくさんあるんだ・・』
出典:ファイナルファンタジーVII
出典:ファイナルファンタジーVII
出典:ファイナルファンタジーVII
・【7年前】(13歳)クラウドに呼び出されて給水塔へ。ソルジャーになるため村を出ようとする彼に、「ピンチになったら助けにくる」と約束させる
ティファ『あのね、クラウドが有名になってその時、私が困ってたら・・』
出典:ファイナルファンタジーVII
クラウドが前からティファに好意を抱いていたのに対し、ティファは特にクラウドと親しい仲でもなかったので意識すらしていませんでした。
なので、ライフストリームでのイベントではクラウドに突然給水塔に呼び出されて驚いたと話しています。
出典:ファイナルファンタジーVII
クラウドとティファが実はそんなに親しい仲ではなかったことが判明するライフストリームのイベントはかなり終盤のイベントで、給水塔での約束イベントの初出はアバランチのアジトであるセブンスヘブンという最序盤なのでプレイヤーにとってはかなりのタイムラグ。
出典:ファイナルファンタジーVII
しかも、給水塔でひとり待つクラウドへの第一声が、
出典:ファイナルファンタジーVII
です。(かわいい)
そこからも、親密そうな会話や上記した「ピンチになったら助けにくる」の約束も相まって、クラウドとティファは昔から仲が良かった幼なじみと、巧みなミスリードに首尾よくプレイヤーは誘導されてしまいます。
てか、好きどころか意識もしていない男の子との会話には見えないのでティファはなかなかの魔性ですよね。
流石にやりすぎだと判断されたのか、リメイク版のティファは若干控えめになりました。(かわいい)
出典:FINAL FANTASY VII REMAKE
\FF7リメイクにユフィを主人公とした新規エピソードが追加された完全版!!/
給水塔で約束を交わしたときを境にクラウドのことを意識し始め、彼がソルジャーになるためにニブルヘイムを出てからずっと気になっていたとライフストリームの中で聞くことができます。
出典:ファイナルファンタジーVII
・【5年前】(15歳)神羅のソルジャーの来訪を知りクラウドとの再会を期待するが、会えずに落胆。地元のガイドとして、セフィロス、ザックス、そして兵士ふたりをニブル魔晄炉へ案内する
出典:ファイナルファンタジーVII
実際には神羅兵としてのクラウドには会っていますが、「ソルジャーになる」という誓いを果たせなかった恥ずかしさからクラウドは兵士のヘルメットをかぶって正体を隠していたため、ティファは気づきませんでした。
因みにカームでの回想は幻想(偽り)のクラウドが自身に都合の良いように書き換えているので村の入口にはティファは登場していません。(勿論、ザックスも)
出典:ファイナルファンタジーVII
ライフストリームでの回想(真実)ではセフィロス一行がニブルヘイムに到着したとき、ティファがきょろきょろとクラウドを捜す仕草が見られます。(真実なのでザックスも居ます)
出典:ファイナルファンタジーVII
偽りと真実の回想?クラウドが都合の良いように書き換えた??なんのこっちゃと混乱してしまう方は、「【FF7】クラウドを本気で研究しました。」の記事に詳しく書いているのでよかったら読んでみてください♪
・【5年前】(15歳)村を焼き払い父を殺したセフィロスを追って魔晄炉の奥へ向かい、仇を討とうして返り討ちに。重傷を負って倒れていたところを師匠ザンガンに救出され、ミッドガルの医師に命を救われる
ティファ『セフィロス・・ソルジャー・・魔晄炉・・神羅・・
出典:ファイナルファンタジーVII
セフィロスに大切なものを根こそぎ奪われたティファ。
この憎しみから反神羅活動への参加へと至ります。
出典:ファイナルファンタジーVII
重傷を負って倒れていたところをティファの格闘術の師匠であるザンガンに救出され、ミッドガルの医師に命を救われます、正に不幸中の幸い。
出典:ファイナルファンタジーVII
これで、ニブルヘイム壊滅後に他の住人がクラウド含め全て宝条の指示のもとセフィロス・コピーの実験台にされたのに、ティファだけなぜ助かっているのか?という疑問は解決しましたね。
【ゲーム本編開始直前】
・ミッドガル七番街スラム駅にて駅員に介抱されているクラウドを発見。再会を喜びつつも、その言動の端々に不可解なもの感じ、そばで見守っていこうと考えて彼をアバランチに誘う
この時点のティファは5年前のニブルヘイムでクラウドに会っているとは思っていないので7年ぶりの再会と思っていましたが、セフィロス・コピー計画で埋め込まれたクラウドのジェノバ細胞がティファの記憶を読み取って幻想(偽り)のクラウドを創り出し、無自覚に演じているので話す内容も支離滅裂でティファも確かめたかったけど、それをしてしまうとクラウドが居なくなってしまう恐れからその違和感を内に殺したんです。
この時のクラウドとティファの会話を分かりやすくまとめてみます。
クラウド『久しぶりだなティファ、5年ぶりか?俺は誓い通りソルジャーになったし、その最上級クラスの1stまで上り詰めたけどニブルヘイム事件をきっかけに辞めたよ。今はその経験と人脈を活かして何でも屋をやってる。ま、そこそこの高給取りだ』
ティファ『(えぇ・・(困惑)あなた5年前にいなかったでしょ・・でも、妙に詳しく知ってるし立ち振る舞いもなんか無理してるというかそれが逆に幼く見える・・色々聞いて確かめたいけどクラウドがどこか遠くへいっちゃいそうで怖いからアバランチに誘って様子を見守ろっと)』
出典:ファイナルファンタジーVII
【ゲーム本編開始後】
・セブスンスヘブンで店番しつつ待機。壱番魔晄炉を爆破して帰ってきた仲間を迎え、立ち去りかけるクラウドを、7年前の約束を理由にひきとめる
出典:ファイナルファンタジーVII
クラウドが消えてしまいそうな不安をつねに抱えているティファは、立ち去ろうとするクラウドを引き止めたくて必死な様子が伝わってきます。
わざわざ自分で「かわいい幼なじみ」などと引っかかるような言い方をするのも、クラウドの注意を引きたかったのでしょうね。(実際かわいい)
ここでクラウドはティファと給水塔で交わした約束を思い出し、アバランチの次のミッションにも参加します。
出典:ファイナルファンタジーVII
・伍番魔晄炉を爆破するが神羅のワナにハマり、かろうじて脱出するもクラウドと離ればなれに
出典:ファイナルファンタジーVII
「話したいたくさんのこと」とは、再会時から怖くて口に出せずにいた数々の疑問、そして自身の胸に確かに在るクラウドへの想いでしょうか。
・コルネオの館でクラウド、エアリスと合流。3人で強力してコルネオの口を割らせ、神羅が七番街プレートの落下を計画中と知る
出典:ファイナルファンタジーVII
尋ねられる前に自分からクラウドとの関係を否定しているのが、かえって内心の強い動揺を感じます。
出典:ファイナルファンタジーVII
六番街みどり公園でクラウドとエアリスがいい感じになっているのを見て、みずから身を引こうとしたのでしょうか。
ここでも積極的にグイグイいくエアリスと自分の想いを出すのを恐れて抱え込んでしまうティファとの秀逸な対比演出が光ります。
・エアリス救出のため神羅ビルに突入し救出するも、脱出の途中でつかまり独房へ入れられる
出典:ファイナルファンタジーVII
出典:ファイナルファンタジーVII
出典:ファイナルファンタジーVII
出典:ファイナルファンタジーVII
クラウドがボディガードをデート1回で請け負ったことを知ったティファが珍しく見せるジェラシーという名の本音。
ここだけ見ると少しとがって見えますが、それ以上深く追求などせず即座にティファが空気を読んで話題を変えてくれるので安心してください。
ティファと同室に居たクラウドはとんでもない気まずさだったでしょうね、エアリスとティファとのやり取り中無言でピクリともしないクラウドがちょっとシュール(笑)
・カームにてクラウドの過去の話を、内心の疑問を抑えつつ聞く
立ち会っていなかったはずのときのことを説明し、実際には別人(ザックス)がとっていた行動を自分のことのように語るクラウドを見て、ティファのなかの不可解な想いは更に加速しましたがそれ以上の強い不安に押しつぶされ何も言うことができません。
出典:ファイナルファンタジーVII
この時のティファはやけに無言が多いです。
初見時のプレイヤーには故郷のニブルヘイムでも思い出してるのかな?ぐらいにしか映らないので違和感を感じた人は少ないと思いますが、クリア後に観るとガラッと印象が変わりますよね。
よく見ると分かる髪を頻繁に触っている仕草も、不安で落ちつかない心理を巧みに描写しています。
出典:ファイナルファンタジーVII
・ゴンガガでザックスの両親から話を聞き動揺する
出典:ファイナルファンタジーVII
5年前にソルジャーとしてニブルヘイムを訪れたザックスのことを当然ティファは覚えているので、クラウドの不思議な言動の謎の鍵をにぎるのがザックスだともここで薄々感づいたと思われます。
出典:ファイナルファンタジーVII
因みにFF7インターナショナル版に追加された4枚目のデータディスクでザックスの実家を調べると、ザックスが6~7年前に両親に宛てた手紙を読むことができます。
出典:ファイナルファンタジーVII
追伸のガールフレンドとは、もちろんエアリスのことです。
出典:ファイナルファンタジーVII
エアリスについてはこちらの記事にて本気で書いていますので、ぜひこちらもご覧になってください。
・コスモキャニオンで、ブーゲンハーゲンたちから星命学の話を聞く
ティファ『あのねえ、クラウド。5年前・・ううん。やっぱりやめる。聞くのが・・怖い』
出典:ファイナルファンタジーVII
周囲がそれぞれ心を打ち明けていくなか、ティファも5年前についてクラウドに確かめようとしますが、ティファの心はまだロックハートのまま。
・セフィロスと決着をつけるため竜巻の迷宮(北の大空洞)へ行き、セフィロスの言葉に動揺。クラウドが自我を失い、道中で取り戻した黒マテリアをセフィロスに手渡すのを何もできず見守る。直後、ルーファウスらと共に脱出するが途中で気を失う
出典:ファイナルファンタジーVII
自分という存在に自信が持てないクラウドにとって、その過去を知るティファは幼なじみとして過去を共有し、存在を証明してくれる唯一無二な心の支えになっていました。
しかし、5年前の状況が、クラウドが語ったことではなくセフィロスが見せた幻の光景の方が真実だと知るティファはセフィロスの言葉を否定しきれません。
出典:ファイナルファンタジーVII
そんなティファの消極的な態度は、結果的にクラウドの自我崩壊、メテオ発動という最悪の事態を招いてしまうんです。
出典:ファイナルファンタジーVII
・意識不明のまま、神羅ジェノン支社でバレットと共に捕らわれの身に。7日ぶりに目覚め、処刑されかけるもなんとか脱出し、ハイウインドに救出される。
出典:ファイナルファンタジーVII
出典:ファイナルファンタジーVII
退屈そうに手を後ろに組んで左足の後ろで右足を足場にトントンしながら、そっぽを向いて聞き流すティファの態度に、
パンッッ!!
スカーレット『最後までなまいきね!』
出典:ファイナルファンタジーVII
ティファはガス室の椅子に縛り付けられた際に一発ビンタをスカーレットからもらっているのでこの2発目のビンタでとうとうブチ切れ、個人的に大好きなティファVSスカーレットのビンタ合戦が烈火の如く開戦します。
ティファ『さっきからパンパンいたいのよ!この年増女!!!!』
出典:ファイナルファンタジーVII
・ハイウインド上で仲間と再会するが、クラウドがいないことに落ちこみ、彼を捜し出そうと決意
ティファ『・・クラウドがいれば全部解決するような気がする。クラウドがね・・いつもそうしていたみたいにちょっと気取ったポーズで言ってくれるの』
出典:ファイナルファンタジーVII
ティファは自身にとってクラウドがどれだけ大切な存在か、その内に仕舞い込み恐れから目をそらしていた特別な気持ちにはっきりと気付いた瞬間なんです。
以降のティファは口調が女性らしくなり、想っていることを隠さず表に出すようになっていきます。
・ミディールで地割れに落ち、クラウドと一緒にライフストリームのなかへ。クラウドとともに過去をたどって真実を見つけ、パーティーに復帰
ティファとクラウドが目を背け、逃げてきた過去と向き合いながら遂に真実へとたどり着き、取り戻すFF7でも屈指の感動イベントですよね。
出典:ファイナルファンタジーVII
出典:ファイナルファンタジーVII
ティファ『・・来てくれたのね。約束、守ってくれたのね』
出典:ファイナルファンタジーVII
ティファが重傷を負ったあとではありましたが、クラウドは7年前に給水塔で約束したとおり、助けに駆けつけていたという真実を知ったティファの”ロックハート”は完全に”オープンハート”となりました。
ティファ『人間て、自分のなかになんてたくさんのものをしまってるんだろう・・』
出典:ファイナルファンタジーVII
クラウドの胸の奥底には、誰も気づかぬ秘めた想いがありました。
思い出を大切にしていたはずの自分さえ、多くのことを忘れてしまっている・・本当のクラウドを捜す過程で人間の心の複雑さを思いしらされ、恐れを克服し自分のハートと向き合ったティファの素直な感情が伝わってきますよね。
・忘らるる都へ行き、ホーリーがすでに発動していたことを知る
出典:ファイナルファンタジーVII
祭壇に祈りを捧げながら、エアリスは何を想っていたのか?
クラウドの「命を捨てて星を救おうとした」という見方にティファは、誰よりも「明日」、そして「未来」について語り、楽しみにしていたエアリスだから必ず帰ってくるつもりだったはずだと異を唱えます。
出典:ファイナルファンタジーVII
エアリスをよく観察し理解していたからこそ出てくる言葉ですね。
この意見には私も大賛成で、結果的に命を賭すことになってしまいましたがエアリスには死ぬ気なんてこれっぽっちもなく、他の誰よりもずっとずっと先の行末を見ていたんだと断言できます。(みなさんはどう考えますか?)
出典:ファイナルファンタジーVII
出典:ファイナルファンタジーVII
・クラウドの提案で一時解散することになるが、飛空艇に残り、クラウドと想いを通わせる。翌朝、もどってきた仲間と共に北の大空洞へ発つ
ふたりきりになり言葉がみつからないクラウドへ、完全にオープンハート状態のティファは、
出典:ファイナルファンタジーVII
出典:ファイナルファンタジーVII
実はこのセリフはティファのクラウドに対する好感度が高くないと聞けないセリフ。
好感度が低い場合はあっさりとした会話になります。
出典:ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ P201(セリフのバリエーションCHECK!!)
このシーンの初見時は、二人が特別な夜を過ごしたとはまったく気づかないウブな子どもでした。
出典:ファイナルファンタジーVII
特にここの、「お、おはよう」と少し詰まるところが非常にリアルで、情景も鮮明に浮かぶ秀逸すぎる台詞回しだと思います。(好感度が低い場合は詰まらない)
・最終決戦へ
セフィロスとの決着後、崩壊が始まる大空洞の最深部の穴からクラウドとふたりで脱出をはかるティファ。
クラウド『わかったような気がする、星からの答え・・約束の地・・そこで会えると思うんだ』
と言うクラウドに向かってティファは優しく微笑み、
出典:ファイナルファンタジーVII
出典:ファイナルファンタジーVII
会いに行く相手はもちろんエアリスですね、そして約束の地へ・・。
まとめ
長文乱文失礼しました、最後にまとめて終わります。
- ティファは露出度が高すぎる
- 表面上は明るく活発だが、まわりを気づかう一方で自分の想いは出さず、悩みも内に抱え込んでしまいがち
- 開発初期のキャラクターデザインにはミスカートver.とスパッツver.の2種類あった
- 「・・・すりつぶすわよ」
- クラウドによってつけられた傷が背中にあり、その傷をうけたときのショックで前後の記憶が失われているというボツシナリオがあった
- B:92 W:60 H:88??
- ティファとクラウドは子供の頃、特に親しい仲ではなかった
- たまに可愛い嫉妬をチラリとのぞかせる
- さっきからパンパンいたいのよ!この年増女!!!!
出典:ファイナルファンタジーVII
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